愚行録の作品情報・感想・評価

愚行録2017年製作の映画)

上映日:2017年02月18日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

3.6

あらすじ

閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい≪理想の家族≫として知られていたが、田向は1階で友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件。週刊…

閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者・田向浩樹(小出恵介)は大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマン。妻の友季恵(松本若菜)は物腰が柔らかく、近所からも慕われる上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい≪理想の家族≫として知られていたが、田向は1階で友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見され、世間を騒然とさせた。未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は改めて真相を探ろうと関係者の証言を追い始める。しかし、そこから浮かび上がってきたのは田向夫妻の外見からは想像もできない噂の数々だった-。

「愚行録」に投稿された感想・評価

nnm

nnmの感想・評価

4.1
生々しくて、ぞっとしてしまう話。
人間のいろんな側面を見た。

『仕掛けられた3度の衝撃』
というのも、わかる。
ポーランドで映画を学んだ石川慶監督の長編デビュー作。『悪人』の妻夫木聡と満島ひかりが共演している。

まず、オープニングが秀逸。質感といい画面のタッチといい他の邦画には感じられない雰囲気を纏っている。そこに本作(特に妻夫木聡)がもつ鬱屈とした暗さが合わさり、乾いたイメージを全編にわたって抱かせる。また、尺としては長くはないが時折みせるホラー色も鬱々した厭なノイズ(誉めてます笑)を奏でている。そして作品全体を支えるのが妻夫木聡と満島ひかりの演技。どちらも病んでいて、活力を感じさせない、虚ろな目をしている。その一方で大学での一瞬の楽しかった ひとときは本当に楽しそうで満島ひかりの演技力の高さを再認識できた。

そして、各登場人物の造形と演出も的確。厭~なセックスの扱いや各証言者が皆ほとんど喫煙しているのは明らかに「普通」の陰に潜んでいる「善でない部分」の強調であり、効果的である。そして、各証言者の語りも総じて主観本位であり、それぞれの勝手気ままさやエゴを醸し出す。階級、カースト、その意識の有無を問わずある種の選民思想の中で渦巻く人間の醜く、愚かな様相を描いている。逆に言えば、そうして作られる理想的で幸せな「普通」はエゴイズムを内在している、ということなのか。

ただし、本作の問題点は、基本的に作り手の「悪趣味」に終わってしまっているように感じてしまうところだ。ドヤ顔で厭~なものを見せつけてきている感じが否めず、登場人物が多いということもあり、綺麗にまとまりきっていないような感じを受ける。ラストで衝撃の事実が発覚するのだが、それも何かロジックを吹っ飛ばした取って付けたようなものに感じてしまう。作品全体としてどこか人を見下しているような…。あくまで僕個人のフィーリングの問題である、という可能性は大いにあるが。

とは言え、邦画としては異色のサスペンスとして普通に楽しめるし、本作が長編デビューの石川慶監督の今後も気になる。おすすめです!
のどか

のどかの感想・評価

3.0
ある週刊誌記者が、理想的な家庭、と思われていた一家の惨殺事件の真相を聞いて回る物語。

ああなるほど、〝愚行〟の〝録〟ね。そのまま。こんな人間関係いくらでもあるよなと思う。自分の周りにもあるしさ、とりあえず共感出来すぎてしまって恐ろしくなった
T木

T木の感想・評価

3.6
満島ひかりの一人語りが最高
壺尊師

壺尊師の感想・評価

3.4
いやーな感じの登場人物ばかりなんだけど、そのいやーな塩梅が絶妙で、いるいるこんな人!というリアルさがある。
結局そこに返ってくるのね、と。
因果応報だ。
a

aの感想・評価

4.2
妻夫木聡と満島ひかりの演技やっぱり最高だな〜でした
ただただ暗い、
冒頭のシーンからすごく引き込まれる

誰もが羨む「理想の家族」から一変
一家殺人事件が起き、その関係者の証言から浮き彫りになる家族の過去の愚行
そして証言を聞いていく内に登場人物一人ひとりの愚行も露になっていく

どこにでもいるような普通の人でも誰しもが善的な部分と悪的な部分を持ち合わせている、人間は愚かである
そんなことを教えてくれる映画

『悪人』コンビの妻夫木聡と満島ひかり
2人の憔悴し切った演技と語りの演技が素晴らしいのはもちろん、関係者を演じる俳優陣の演技が良かった。

映画だけでは物足りないので、絶対原作買います。
momo

momoの感想・評価

4.0
重すぎ、暗すぎ、胃もたれする
でもやっぱり、イヤミス好き
こまち

こまちの感想・評価

3.9
3度の衝撃。

とありますが、実際には衝撃というより、物語が進むのと比例して「嫌な感じ」が加速していく構成。
救いがない、バッドエンド、とかってよりももっと、暗い。

原作とは語られ方がまた全然違うようなのでこれは近いうちに原作も読みたいと思わせてくれる作品でした。
ア

アの感想・評価

4.3
静かな怖さと愛
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