愚行録の作品情報・感想・評価

愚行録2017年製作の映画)

上映日:2017年02月18日

製作国:

上映時間:120分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「愚行録」に投稿された感想・評価

menoki

menokiの感想・評価

3.9
比較的レベルの高い作品なのに、出演者がリアルで愚行を働いたせいで上映中止になった作品。

あらすじ

エリート会社員の夫・田向浩樹(小出恵介)、美しい妻・夏原友季恵(松本若菜)と娘の一家が、何者かに惨殺された。
事件発生から1年、その真相を追う週刊誌記者の田中武志(妻夫木聡)は、一家の関係者を取材する。


タイトルの通り、各キャラクターがそれぞれ愚かな行為を行う様子を描いていた作品である。
本作は、現代社会が抱える見えない階級社会や虐待、虐めなどを包括する人間の愚かさがテーマであり、それを極上のイヤミスとして上手く表現されている。

構成力、カメラアングル、フレーミング、ライティング、編集なども素晴らしく、音楽に関しても本作にマッチした独自の静かでダークな雰囲気を上手く引き立ていた。
演技力も全体的に高く、静かでリアリティのある良い演技をしている。
妻夫木聡、中村倫也、臼田あさ美と演技力のある役者が揃っているが、それらの中でも満島ひかりは別格の演技力を見せていた。

目の使い方が非常に上手く、健常者と異常者の境目に近いからっぽな目をしているのだが、その奥にある怒りや憤りといった負の感情を見事に表現している。
物語の終盤に満島ひかりが独白するシーンがあるのだが、ここで鳥肌が立つ圧巻の演技を見せる。
本来ならば、視聴者に分かり易くするように映像で表現するのがセオリーだと思うが、満島ひかりの怪演により容易にイメージが湧くようになっている。
また、あえて映像に頼らず満島ひかりの怪演でイメージさせる事により、より悲しく、そしてより恐ろしく感じる。
もちろん、このシーンに至るまでの流れや演出、各役者の演技力が素晴らしいというのもあってこそなのだが・・・。

心の闇を抱えた異常者をナチュラルに演じているし、演技をしているとは思えない演技力も見せている。
個人的には真に演技が上手い役者は視聴者に演技と思わせずにキャラクターを演じる人の事だと思うので、正に満島ひかりのような人が真に演技が上手い人だと思う。

前から思っていたのだが、自分が綺麗に見えるように撮られているを第一にしている女優が多すぎる気がする。
日本人は演技力よりも顔を重視している人が多いので、次の仕事や今後のCMの為にもそっちを第一にする気持ちも確かに分かる。
だが、本来役者というのは自分が演じるキャラクターに入り込めているか、演じきれているかを重視するべきではないだろうか・・・。
誰とは書かないが、ちょっと浅まし過ぎるよ。

そういえば、知り合いが

知り合い「小出恵介が未成年女性と淫行したのは「愚行録」の質を高める為にワザとやったんだ!!彼こそが真の役者だ!!」

と称えていたっけ・・・。
確かに本作を鑑賞する前は小出恵介に対してクズのイメージはなく、「Nのために」で演じた西崎真人ような心に闇を抱えている方がしっくりしていた。
だが、あのスキャンダル以降はクズ役の方が適任ではないかと思うようになり、正に本作に登場する田向浩樹はクズ具合がいい感じにハマっており、田向浩樹を演じるというより田向浩樹=小出恵介にしか思えなかった。

だけど上映中止になったら何の意味もねーだろ!!
てかそんな訳ねーだろ!!

とりあえず、劇中で小出恵介が

小出恵介「やだよ~会ったその日にヤッちゃうような軽い女 ('ー') フフ」

というセリフを言うシーンがあるが、本作を観た人全員が色々な意味で嘘つけ!!!と思ったんじゃないか・・・。
それにしても、女性を利用して生きてきた男の妻が、それ以上に男を巧みに利用してきた女って・・・。
子供はこの夫婦の事どんな目で見てたんだろう??

この卑劣な夫婦がくっついた経緯など色々と視聴者の想像に任せる作品ではあるので、そういうのが苦手な人にはあまりお勧めは出来ないが、良い意味で後味の悪い作品が好きな人や現代社会が抱える見えにくい闇などが好きな人には、かなりお勧め出来る作品である。
mkomadori

mkomadoriの感想・評価

4.0
愚行録の愚行って、そういう意味だったのか。

最後のバスのシーンでゆっくりと移りゆく乗客の面々が、すべて愚かに見えてしまう効果。

記者が被害者の過去の交友関係を掘り下げて取材していく中で、そこらへんにいそうなごくごくふつうの人たちのかつての愚行が少しずつ明かされていく過程がおもしろかった。

大学での階級社会とかはなんかリアリティに欠けていた気がするけど、もしかしたらほんとにあるのかもしれない。問題はそこじゃなくて、誰もが、この映画に出てくる登場人物たちみたいに、若気の至りや生まれ育った境遇のせいで愚かになり平気で人を傷つけてしまうことは全然起こりうる人間社会なんだと思う。もしかしたら過去に自分にも身に覚えがあるかもしれない愚かな行為を、この映画を見て思い出す人が多ければいい。
さな

さなの感想・評価

3.0
3度の衝撃がいまいちどこだか解らなかった。。最初こそ惹き込まれる出だしだったけど、なんだかラストはもやもや…疑問点が残って終わった感じでした。満島さんの演技は魅力的でした!
面白くないとかではないんだけど精神的に気持ち悪い映画。
tsukasa

tsukasaの感想・評価

3.0
え?っていう「まさか」展開に追い付かなくて、ネタバレ調べてから2回目観賞。集中しすぎると心がドロドロしそうだけど集中しないと気づかない。笑
最初のバスのシーン。
注意してきたおっさんに対する演技。あーゆー人嫌いだけど、そこまでやるのはすごいな。

出てくる人のほとんどが嫌な人達。
鑑賞後にモヤモヤとするので気軽にまた見ようとは思えないかな。
心がずんと重くなる感じ。
HIDESHI

HIDESHIの感想・評価

-
他人を語り、本性を現すのは、誰だ?
torakkichi

torakkichiの感想・評価

3.8
面白かった。

冒頭で、バスの座席を譲るシーンで足が悪いふりをするところでぐっとひきこまれた。

何となく見られたらやだなと思ってるところを見られた感じがして。

でも同時に、注意してきたオヤジが最後に見て見ぬふりしたことにザマーと思う気持ちがないではなかった。

それに外部生、内部生…とても懐かしい響きでちょっとこそばゆい感じで笑っちゃったし。

うまくいろんなことが繋がってて、人生ってどんな風に人から恨みをかってるか分からないなと思った。

若くもないけどベテランでもない役者さんたちが多種多様で、とても自然で上手かった。

特に満島ひかり…さすがでしたね。
麦

麦の感想・評価

-
気持ちをぐいんともってかれる。曇りも相まって精神面がどんどん底へいってしまう邪悪なおはなしでした。



ここ何作か見貯めた映画の感想を書き進めるのが楽しみ。


たいせつなひとがいってしまってから早3ヶ月。どれほど無駄な時間(とき)を消費しただろう。これまで娯楽は がんばるため の救いとしてたしなんでいたけれど、やりたい や ふんばる の先が霧がかってしまってから自分で歯止めをかけるようにだめだよなあ。っておもってしまうのでこまる。
いまおもったのだけど、敢えて、すき を自分の現在進行形に取り入れてみればなにか、こころをするすると前向きに持っていけるのではないか!? うん。そうであってほしい。


だらだらと書き止めるのが恒例となってきていてこれが感想の残しかたとして正しいのかどうかわからないのだけど、わたしの気がほとんとするのでそれでいい。 とおもう。 ふふってわらっちゃうけど。




音のいい、建物でみたいのは魔法のおはなしと、わたしのたいせつなひとにも関するおはなしと、むかしといまのわたしみたいな何かやることなあい〜ってきぶんなおんなのこのおはなしが見に行きたいな。なにか救いになれたら。
いつもそれを求めてる

あ、でも単にこれ見るか、とかたのしみ!ってうきうきしたかったりするときもあるよ








っしゃあー!ってなったり、ふぅぉ〜〜ぉおんって風にのってたりしたらまた何か書いてほしいな。明日からのじぶん〜!

ことばにすることで新たにきもちやこころが生まれたらいいなっておもってます
またこんど〜〜 またね〜 名残惜しい…




[東映専門チャンネル]かな
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