タキ

ハルチカのタキのネタバレレビュー・内容・結末

ハルチカ(2017年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

びっくりするぐらいつまらなかった。
コンクール敗退後部活にでてこないチカを励ますために部員みんなで(なぜか)授業中に合奏をはじめチカのソロが成功するまで春太が繰り返しソロ直前の部分を演奏するラストシーンはよかった。けどそれまで無関心だった全校生徒が吹奏楽部の演奏を聴いて中庭で踊り狂うってどういうことなのかチカと春太以外吹奏楽部員まで踊ってて演奏してないけど合奏は続いてて集団幻聴か。
原作未読だけどおそらくもっと長い話なのではないだろうか。出来事をなぞってるだけでどのエピソードも薄味でマズイ。ベース(主役2人)の出汁はとってほしいししょうゆとかみりん(脇の吹奏楽部員)の味も足してほしい。脚本演出編集どれもよいところがない。
大枠は吹奏楽部を舞台にした青春群像劇なのにポスターが青春ラブストーリー推しだったのはナゾだった。あれは本当にラブなのか。いじめっ子から春太を守るためにチカがいじめっ子よりもっと殴って春太を救うってエピソードのどこがいい話なのかさっぱりわからない。恋は盲目か。ドSとドMでお似合いなのか。
佐藤勝利くんの顔面偏差値の高さと華のなさのアンバランスは気になるところ。これを彼が役によってコントロールしているのであればスゴイ。
小出恵介がけっこうな時間出てきててビックリした。10代の若者が中心の青春映画においてグッと画面を引き締める役割りの彼がプライベートとはいえいまだ青春真っ只中みたいな無軌道ぶりだったのが本当に悔やまれる。
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