彼らが本気で編むときは、の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「彼らが本気で編むときは、」に投稿された感想・評価

チョコレートドーナツに似てる。
生田斗真の仕草や表情がほんまに女性みたいやった。めっちゃ綺麗。
mizero

mizeroの感想・評価

5.0
LGBTがテーマであるが、母と子そして家族の切ないけれど、どこか温かい(*´︶`*)...心震えました。
リンコさんとトモちゃんは心通う家族だね!
そして特筆すべきは、間の取り方だと思います。
出演者の皆さんの話し方、掛け合い、そこから生まれる空気感は本当に魔法の様に絶妙です💯 (これが余りに自然過ぎるところが逸品)
今まで観た映画の中でも指折り、いや1番といっても過言ではなく...この作品に出会えて良かったと本気で思いました。
スコア5以上!
まい

まいの感想・評価

3.8
「生田斗真が女装してる」って意識はすぐにどっかにいってしまって、リンコさんとしてしっかり見られたな。
そしてある意味衝撃のラスト。

女ってことにあぐらをかいているガサツな女性とリンコさんの対比とか。なんかちょっとしたシーンからいろんな想像が広がって、いろいろ感じたけれどうまく気持ちがまとまらない。けどすごくいろいろ感じた。

深くて難しいテーマながら、見終えた後に優しい余韻が残ります。
そして見終わってすぐより、時間が経ってからの方がジワジワきている。思い出してすこしじんわりしてしまった。

毛糸で編んだモフモフのアレが飛び交うシーンとか、浜辺に転がってるところとか、すごいシュールでムズムズしてしまうぐらいなんか愛おしかった。
大好きな監督の新作、遅ればせながら鑑賞。

はじめは、生田斗真というザ・ジャニーズの人はこの監督の作風にどうなんだろうか…と少し疑っていた…。

けれどいざ見てみると、最初こそ違和感が少しあったものの、慣れるともうりんこさんそのもの。

編み物をする事で、嫌な事、悔しい事をチャラにする、そんな風に自分の感情を操る、尊敬できる素敵な女性。

アキオのリンコさんに対する素直な言葉が沁みていく。

そして、フードスタイリストの飯島奈美さんの手がけるご飯は、今回もとても美味しそう。

レモンを添えた唐揚げに、朝の食卓に並ぶ小ぶりな黄色い卵焼き。
たっぷりのタコさんウィンナーに、しじみの醤油漬けが入ったお弁当。

映画「チョコレートドーナツ」と路線は同じでありながら、空気感は別物。
優しく、柔らかな気持ちで観られる映画。
べりす

べりすの感想・評価

4.0
ずっと見たかった映画。
おすすめされたのもあるけど、ここでの評価も高くて絶対見たかった。
LGBTを問題とした映画でもあるし、ネグレクト、親子の在り方も題材。

主人公の女の子はシンママに育てられていて、そんなママはすぐ仕事をやめてどこかに行ってしまったり男の人についていってしまう。
主人公はママの弟をまた頼りにする。
おじさんは先に言っておくことがあると、以前来たように独り暮らしではなくりんこさんという戸籍上はまだ男性の(性適合手術済、豊胸済、戸籍のみまだ変更なし)女性と同棲していることを告げた。
ここから1ヶ月以上そんな三人での生活が始まり話は進む。



★★★★★★★★
以下ネタバレ的な感想
★★★★★★★★

どんなにネグレクトされても、結局はお母さんが大好きで、お母さんに愛されたいんだな。
りんこさんが悪いんじゃない。
りんこさんがどんだけ愛情を持ってキャラ弁作ったり、抱きしめてくれたり、話を聞いてくれたり、本当の家族のようにそばにいてくれてても母親なんだな。

まずはりんこさんを取り巻くLGBTの環境についての感想から。

りんこさんの過去の話で、お母さんが毛糸で偽のおっぱいを作ってくれてブラジャーをプレゼントしてくれてた。
「胸はあげられないけど」って。
柔道着や水着が嫌で体育出てないのも学校は理解は示さなくても母親がこんなに理解してあげられてたなんて素敵だな。
ここでまず涙が出た。

介護施設でもみんな受け入れてくれていた。素敵な職場。

どんだけのつらいことがあっても当たらず編み物をしてその気持ちをぶつけてきたりんこさん。
思い出したくもないひどいことがあったのだろう。
「性別は変えれてもこの大きな手は変えられない」
生殖器の手術を終えてもということ。
整形手術や声帯の手術をのちのちしても、手を小さくする手術って聞いたことないな。
大きな手と言われるのもコンプレックスの人もいるんだ。

日本人ってすぐ顔の評価をする人種らしいので、褒めてることでもそれが失礼に値する国もあるそう。
そんな日本なくせに整形かよーとかすぐ整形を叩く人がまだまだいる。
自分がしないからって整形してる相手を受け入れられない人がLGBTを本当の意味で受け入れられるのだろうかと考える。
簡単に「でもまだ顔が男」とか言うよきっとそういう人たちは…。

他人から見れば小さな事でも、少しでも生きやすくできるなら何でもしていいと思う。

入院してしまって戸籍上男だからと男性病棟に入れられてた。
今後どうなるんだろうこういう問題。
昔LGBTの人がシェアハウスの問い合わせをしていた。
ほぼ無回答の中お断りのお返事があった理由は「お風呂やトイレなど男女で分けていて性別が男性のままでは男性の方を使ってもらうしかない」「特記がない共用のお風呂やトイレがあるシェアハウスもあるがそこは女性専用のシェアハウスである為戸籍上女性であることが規約で難しい」というところと「前例がないのでうちではお断りさせてもらう」という2社だった。
難しいよね。
シェアハウスじゃなくしてでも、こういう病院にしろ前例がないことを考えていかなければならないなと思う。
戸籍変えたくないけど女性として在りたい人もいるしひとくくりにはできない、様々だろうし。
ここに出てくる介護施設のように、ピンクの作業着を着せてもらえるような場所がたくさんできればいいのに。
もちろん、隠したい人は隠したままでいいと思う。
あのおうち男二人で住んでるのよって噂になるのもね。女性同士だとあまりそういう噂にならないらしいけど。

そんないろんなことがあったであろうりんちゃんがこんなにも心がきれいでまっすぐに人を愛せて主人公のことも愛おしくて仕方がないと話してた。
生田斗真さんが演じてたけど、無理な感じもなく素晴らしい演技だったと思う。

また、りんちゃんとは別に主人公のお友達の男の子がなぜかわからないという気持ちの中男の先輩が好きということを主人公にも相談している。すごく悩んでいる中、その先輩へのラブレターをみつけた母親は破ってそのままその男の子の部屋のゴミ箱に捨ててしまう、バレバレ。
主人公とりんちゃんを見つけて、いい人のように「何かあれば私達に言って」と正義感溢れた形で主人公に伝えてしまったり、男の子にもりんちゃんのような異常な人と関わるなと言ったり…多分嫌がらせで児童相談所に通報したのもあの母親だろうな。
そんな母親のもとだから男の子はODして入院したんだろうね。
可哀想すぎた。
まだまだあの母親のモラハラは続くんだろうな。
りんちゃんのお母さんのように
「だって私の娘が一番可愛いんだもん」
って言ってあげられる母親、すごいよ!!

そして…。親子の問題。
主人公の母親のネグレクト、帰ってきて悪びれもせず「お金すっからかんになっちゃったー」じゃねーよw
おじさんに主人公を置いていなくなるのはなぜなのかと問いつめられても
「だってそんなのわかんない」「女なんだもん」
だった。
女なんだもん…。いろんな意味でとれるよね。母親である前に女性である。それは間違ってない。でも母親である限りは安全に娘を育ててあげてほしいというか…。
恋愛してもいいし預ける日があってもいいから、そんないきなり1ヶ月も放置したり娘がコンビニのおにぎりばかり与えられてトラウマになっておにぎり吐いちゃうくらいまで追い詰めてるのに、女性だから仕方がないなんて片付けていいとは思わないな。
あの場で主人公である自分の娘に諭されて「お母さんと一緒ににいるから、今日は一人で帰って」って帰れちゃう時点でなぁ…。
母親の元に戻るのはモヤモヤしたけど、総じて母親という存在の二人(主人公の母親と主人公の男友達の母親)以外がいい人だった。
老後施設にいたおばあちゃん、主人公をお母さんと勘違いしてきつめに服装の注意をしてたけどあれは何かのフラグ?
母の性格とか歪んだのはそのまた母の教育の失敗ってこと?それともただ単に主人公に母親の幼少期を想像させたかっただけ?

おじさんがタクシーに乗る主人公に「姉をよろしくお願いします」って言うのもね。うーん。。。私があの年だったらポカーンとしちゃいそうw
のばら

のばらの感想・評価

4.1
み終わった後、題名に納得した。その行為が彼らにとってどのような意味があるのか、客観的にみてどうかを感じることができた。
映画のなかの世界は現実よりもリンコやLGBTに対して無理解です。
とうぜん、観衆のシンパシーを稼ぐためにそうなっているわけですが、それがあまり巧くないので白々しいです。

映画の世間には好ましい人たちと恐ろしい人たちがいて、勧善懲悪のように単純に構成されています。とりわけカイ君の母親(小池栄子:演)のキャラクターには唖然とします。戦隊ものにだって、これほどまでに単純化されたキャラクターは存在しません。
「違うの!」「普通じゃないの!」って・・・。
敵役として配置されたキャラクターなのは解ります。しかし、まるで人間味のない、書き割りのような人物像です。幼稚園児ですら彼女よりは倫理と常識をもっているはずです。また、なぜかカイ君も同性愛に悩んでいて構図がめちゃご都合主義です。さらに、カイ君、「普通って、何?」という、児童向け保健体育の啓蒙ビデオのような台詞を吐きます。ひょっとしたらキッズ向け映画なのかな?まして、この監督、わが国で代表的な女流とみなされているんですが・・・。

トモが好きだという食べ物は、シジミの醤油漬け、イカの塩辛、切り干し大根、だそうです。で、大人たちはその中年嗜好を揶揄するわけです。しかし、なぜ日毎コンビニのおにぎりを食べてきた被育児放棄の少女がそれらの玄人献立を知り得て、かつ、好きなのでしょう?これは、たんにウケ狙いの台詞ではないでしょうか。ウケ狙いゆえに、トモが背負っている現実的状況と矛盾が生じているのです。
いい加減に書いてるんだなあ、と思いました。

トモはリンコとマキオと一緒になってちんこのぬいぐるみを108体、手編みます。
いったい、どこの世界にちんこという俗語を持ち出して11歳の少女に男根をつくらせる大人がいるのでしょう。途上国であれ戦火の異境であれ、いかなる社会制度の国であれ、そんなおぞましい習俗はないはずです。なぜ少女の面前で下々に話が及ぶのかが、個人的には理解できませんでした。

LGBTを隠れ蓑にした、すげえがさつな映画だと思います。しっかし、この映画ってLGBTに無理解と思われたくないから、お追従でProsだらけになってるんですよね?
All these positive reviews:You gotta be kidding me! Here I really can't understand.
kaahho

kaahhoの感想・評価

4.1
リンコのお母さんと、カイくんのお母さん両極端。
自分が思う当たり前や常識こうなったら幸せなんだっていう思いを子供に押し付けてないかな、

子供の考えや常識はこれから子供自身が作っていくものだし、親の影響ってすごく大きいけど、気持ちを大切にしてあげたいなぁと思う。

マキオの前で
「理解しろって言ったってそんな簡単なことじゃないのよ」

「でも私、自分の娘がいっちばん可愛いんだもん」
っていうリンコのお母さんは、世界でいっちばん素敵だと思った。

どんな困難や偏見があっても、
リンコにはあのお母さんがいてマキオと出会えて
トモにもマキオと可愛くてたまらないと言ってくれるリンコがいて良かった。


カイくんにもトモっていう理解者ができた。

特別じゃない、普通じゃんって何年か後にまた観たいな。
amy

amyの感想・評価

3.8
上手、すごい上手。

と、おもったらめがね、かもめ食堂の監督でした。
たまらないです。
良すぎて泣きそうになった
性的マイノリティやからかわいそうな過度な演出があるわけじゃなく、でも彼らが抱えてる葛藤をちゃんと描けてると思ったし生田斗真可愛すぎ
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