なんとなく生田斗真さんの出演映画を観るのを避けてきてたんですが、観てよかったです。
声の出し方や表情がいい。
マキオ役の桐谷健太さん、よかった。
リンコのことが好きで大事に思っていてリンコのそばで安らぎを感じてるのが表情や仕草から伝わってきました。桐谷さんは声が大きくてがなるイメージでしたが、どのシーンも穏やかにゆっくりと話してました。
トモ役の柿原りんかさんもよかった。
『愛がなんだ』の江口のりこさんが児童相談所職員の役で登場した時は、嬉しくてにやついてしまいました。さすがのぽさ。観れて得した気分。
今作がりりィさんの遺作とは…。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』で印象深い母だったし、『湯を沸かすほどの熱い愛』でも…。
因縁のやっと辿り着いた母登場というとき、顔見ると、あっりりィさんだ!ってなると同時に、しっくりくる。
リンコの同僚役の門脇麦さんもよかった。
短い登場シーンでもその都度やっぱりキラリと光る演技。
品川徹さんが観れて嬉しかったです。気品&ボケ担当でいい感じでした。
終盤、トモの母ヒロミ役のミムラさんとリンコ役の生田斗真さんがついに同じ部屋で対峙するシーンで、
ヒロミは現代風のお洒落なファッションで、
リンコは可愛い服だけどトレンドのお洒落ではないっていう対比がハッキリ出ていたんですが、
あれって心優しく家庭的で愛情深い女性は可愛いもの好きでダサいイメージってことなんでしょうか…。少しかなしい。可愛いけどお洒落な感じにしてもよかったと思います。編み物の色味や部屋のインテリアはお洒落だったし。
ヘアスタイルも、生田斗真さんのショートカットじゃなく、リンコの服の好みに合わせたカットならよかったなぁ。
それはそれとて、この映画はいろんな人に観てもらえるといいなぁと思いました。