自分が知る中で邦画の最高傑作といえる作品。
この作品には言葉では語りきれない程の魅力が詰まっていてその中でも私が最も魅力に感じたのは「今のままの自分でいいんだよ」と言われている様な優しさで包んでくれる所だった。
それに一般的な形では無くとも本当の家族より温かく愛溢れたリンコ、マキオ、トモの３人を見ている内に自分は家族と後どのくらい一緒に過ごせるんだろうとかどの方法が感謝を伝えるには一番いいのか等と家族との残された時間について考え出してしまう程の温かさと愛があった。
私がこの映画を始めて見たのは去年の7月の下旬で、その頃は全てが上手くいかずいつも悩んでいた一番辛い時期だった。
そんな時に以前予告を見て少し興味をもっていたこの作品をゲオでたまたま見つけ借りて見てみた。
そして見終わった後には暖かさに包まれ不思議とどこか救われたような気持ちになれた。
それはきっとリンコやリンコの母、マキオのような真っ直ぐで優しい人達の暖かさを画面越しからでも感じることができリンコ、マキオ、トモの三人で過ごした「もう家族だよ…」と思わず呟いてしまいそうになる程の愛溢れる日々を見たからだろうなと思った。
そして以前の私のように何か辛い出来事を経験したり希望をなくしてしまう程悲しい思いをした人も含めた全ての人達にこの作品を見て3人が生み出す暖かさに触れて欲しいなと心から思った。
