ダイナ

彼らが本気で編むときは、のダイナのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
4.2
あけましておめでとうございます!
新年最初の映画はこちら。
これはいろんな人にオススメしたい
とっても素敵なお話でした。

彼らが本気で編む時は、
タイトルに込められた意味。
わかった時は感動します。
偽乳のシーンで号泣してしまいました。

自分がそのシーンで泣いてしまったことにも訳があるような気がします。

というのも、自分がこれを観て、思い出すのは中学生の時。
同じクラスにリンコさんと同じような
トランスジェンダーの男の子がいました。
当時は女の人が好きと皆に公言していたし、トランスジェンダーという言葉も知らない時代だったから、ちょっと変わった男の子という印象でした。
彼はとても明るくて、男女関係なく周りから好かれる人気者だったので、いじめられることは決してありませんでした。
だけど、大人になって男の人が好きとテレビで言っていたのを見て、
ああ、当時の彼は必死にトランスジェンダーであることを隠し、明るく振る舞っていたんだろうなぁ。とっても苦しかっただろうなぁと思いました。

だから、リンコさんが当時の彼と重なって見えてしまい、胸を打たれてしまいました。

荻上直子監督作品を年末から観てきましたが、この作品が1番好きですね。
生田斗真の演技もよかったです。
トモちゃんも可愛かった。

2019年、素敵なスタートを切れました!これからも映画から、たっくさんの感動をもらえるといいなぁ…
ダイナ

ダイナ