ちよみ

彼らが本気で編むときは、のちよみのレビュー・感想・評価

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
3.6
日本版チョコレートドーナツ風味

すぐ男とどこかに消えてしまうシンママ家庭のヒロインを、叔父(桐谷健太)とトランス(生田斗真)のカップルが預かるという話。

ストーリー自体はとても綺麗でよかったのだが、二倍速で見てちょうどいいくらい薄い内容だったので、もう少し話を掘り下げても良かったのではと。

生田斗真の母親から主人公が私の娘をいじめたら許さない、といった強いセリフがあるのにそれが後半のフックになっていなかったり

ヒロインの隣には、性同一性障害とそれに対する理解のない母親に悩む同級生がいるのにそこがやたらとあっさり終わってしまったりと

なんとも薄味感が強かった。

トランス役の生田斗真がその母親と少年の性自認に対してぶつかっていくとか、そういう苦境みたいなのがスパイスとしてあればもっと話は盛り上がったのになぁと
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