このレビューはネタバレを含みます
子どもにとっては、傍から見たらどんなに酷くても母親は母親なんだなあと。
親子の在り方はそれぞれであっていいはずなのになあ。
"母親でも女でもない"がつらかった
児相の職員さんが来たのは〝リンコさんがいる環境が好ましくない〟から。だけど、反対に世間的に良いとされてる母親との生活の方がよっぽど児相の踏み入るべき場所だよね。職員さんが帰ったのはトモちゃんがリンコさんを安全基地と感じてることをちゃんと見たからなのに、じゃあ母親のところに戻ったトモちゃんにはもうそういう児相の手は入らないのかな。
バッドではないけど決してハッピーエンドでもないお話。つらいけど嫌いじゃない。