リンコさんが出てきた瞬間に心奪われた。
"食卓を囲む"ということ、
"いただきます""ごちそうさま"を言うこと、
言う相手がいるということ。
ひとりじゃないということ。
とても大切で幸せなことだと思うし、私自身、母からそういう大切さを教わって来たのでとてもぐっと来て、食事をしているだけなのに温かくて優しくてポロポロ泣けてしまった。
それからはずっと泣きっぱなし😭😭😭
正解も不正解もない。例え結果が不正解のように見えたとしても、心から想われた偽りのない愛情は心にずっと残るもの。その愛情があれば、辛さも悲しみも乗り越えて明日も頑張れることって絶対にある。
邦画は、重要な部分以外なんだか寒くて観ていられない事が多々あるんだけど(私は)、この映画は雰囲気も、温かい言葉の紡ぎ方も心地よくて、全ての会話や感情に前のめりに耳と心を傾ける事が出来た。
題名の「、」も凄くいいな～。
そして斗真が美しい。見た目の美しさだけじゃなく、母性や心の美しさ、トランスジェンダーだからこそ際立つような女性としての美しさが溢れていた。その前に人としての美しさも溢れているのだけど。
LGBTQで対人関係に悩む人が一人でも減るといいな。大人だってたくさん悩み考えるのだから、子供だって尚更で。自分の事で悩むのだって精一杯なのに、人からあれこれ言われ差別されるのなんて間違ってるよね。特に子供が苦しむ姿は見たくない。大人と違っている場所を選べないのだから。もっと一人の個として尊重される世界であって欲しい。
いい映画を観れて胸がいっぱい。
記憶に残る映画になりそう。
言葉や表現している事も心に残ったけど、彼らが言葉にしなかったことも心に残るような、人の奥行きも感じられる素敵な映画でした。
LGBTQ、ネグレクト、差別などを題材にしているけどかなり柔らかく温かく描かれています。おすすめ。
リンコさんのちょっとダサカワなファッションも一周まわって可愛い。笑
