彼らが本気で編むときは、の作品情報・感想・評価

彼らが本気で編むときは、2017年製作の映画)

上映日:2017年02月25日

製作国:

上映時間:127分

4.1

あらすじ

優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)。桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。 小学生のトモは、母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、いつものよ…

優しさに満ちたトランスジェンダーの女性リンコ(生田斗真)と彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷健太)。そんなカップルの前に現れた、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原りんか)。桜の季節に出会った3人が、それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日。 小学生のトモは、母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。ある日、ヒロミが男を追って姿を消す。ひとりきりになったトモは、いつものように叔父であるマキオの家に向かう。ただ以前と違うのは、マキオはリンコという美しい恋人と一緒に暮らしていた。リンコの美味しい手料理や母親が決して与えてくれなかった家庭のぬくもりとトモへの愛情・・。最初は戸惑うトモだったが、リンコのやさしさに閉ざした心を少しずつ開いていくのだった・・・。本当の家族ではないけれど、3人で過ごす特別な日々は、自分らしさと本当の幸せを教えてくれた。嬉しいことも、悲しいことも、どうしようもないことも、それぞれの気持ちを編み物に託して、3人が本気で編んだ先にあるものは・・・

「彼らが本気で編むときは、」に投稿された感想・評価

riona

rionaの感想・評価

4.1
すげー すげー すげー
真心

真心の感想・評価

4.0
色んな形の愛があると思う。
男も女も大人も子供も。
泣けたら、きっとスッキリする。
さとり

さとりの感想・評価

4.6
初めて、ハッピーエンドともバットエンドとも言えなくなってしまうなぁ、、。という良い作品。

心も体も女性になり、ついには母性まで芽生えて来たリンコさんは、私なんかよりも女性で素晴らしい人で、映画を通して出会えたことが嬉しかった。ほんと、あんな心が綺麗な人に会ってみたい、、。

「でも、やっぱりママ」なんだな。トモ位の歳の子は。
『八日目の蝉』のあの娘位の歳は、本当のママのところに帰ってもお星様の曲はしばらく一緒にいた偽ママの方が恋しい。らしい。
『幸色のワンルーム』のあの中学生は親から虐待されてたっていうのもあって、お兄さんとの生活を望む。

トモとリンコさんとマキオの生活を観ている私たちはあぁ、こういう日常が続けばみんな幸せだよなー。続いてくれないかなー。って思って、もちろんトモもそう思ったこと何度もあるだろうけど、やっぱりママが恋しくてたまらない日も何日もあったのだろうなぁ。

そのトモの感情をこれまた理解できてしまう私たちもいるからなんか悔しい。『万引き家族』を観たあとのように子どもたちが幸せに暮らせるような日々が欲しいなぁと思ってしまった。
表現方法は重くないのに、しばらく引きずる作品。
Lapin

Lapinの感想・評価

4.0
役作り、大変だったのかな。でもそれを感じさせない、本当にリンコでした。何度も観たくなる作品です。
のりこ

のりこの感想・評価

4.5
もともと荻上監督作品は好きなのですが、これも大好きな作品になりました!
生田くん、最初はやはり声の出し方や身体の動きひとつひとつになんだか違和感を感じてしまっていたんですが、観ている内に驚くほど何も感じなくなりました。綺麗な女性でした。マキオが『女神みたい』って言ってたのもわかるなぁ、と。無理矢理女性になろうとしてるのではなくて、女性なんだな、と感じました。
女の子のこと最初は可愛いげのない子だなぁと思っていたのですが、彼女はこうならざるを得ない状況に置かれていたからだったんだろうな。本当は素直で優しい、可愛い女の子なんですよね。幸せになって!
凜花

凜花の感想・評価

4.0
とても良かった
WOWOWにて視聴しました。

内容も、キャストも、選曲も全てが美しかった!

涙が、頬を伝いました。
必然と思います。この作品を観れて良かったです。

同じような感想を持った方々、いるのかな?

どうしようもない事、この言葉の大きさに、また前を向いて生きよう!ね。
えっこ

えっこの感想・評価

4.2
りんこさんの言葉や仕草が優しすぎて泣いた。りんこさんやりんこさんのお母さんみたいなお母さんになりたい。
「彼らが本気で編むときは、」
題名にいろんな思いが込められてるなと。
凛太朗

凛太朗の感想・評価

4.2
LGBT、育児放棄、家族の在り方を暖かく優しい目線で取り扱った映画。

トランスジェンダーの介護士リンコ(元りんたろう)を演じるのは生田斗真。
リンコの恋人である書店の店員マキオを演じるのは桐谷健太。
マキオの姉ヒロミ(ミムラ)に置き去りにされる娘のトモ役に柿原りんかちゃん。

子供の頃、オカンがライオンの顔面がでかでかと入った手編みのセーターを編んでくれたことがあったり、孫(私の娘)にも色々編んでくれてたり、そんな話を病床に伏したオカンと、「あんたそんな昔のことよく覚えとるねぇ」とか言われながら病室でシミジミと昔を回想していたことを思い出しながらこの映画を観ていた。
私はトランスジェンダーではないのですが、多分『普通』とは違う生き方を選んだ人間だと思います。
そんな息子を、どんな目線でオカンは見ていたのだろうか。
亡くなる少し前に「あんたは本当は高校に行きたかったんやないかなぁって思うことがあるんよ。ゴメンね。」と言わたことがありますが、自分が自分の意思で決めたことだし、そんなことより私はあなたの息子でよかったよ。

トモの同級生で、やはりトランスジェンダーのカイくん(込江海翔)の母ナオミ(小池栄子)が、普通って何?っていう問いに対して、「普通は普通よ!異常ってこと!」と言う印象的なシーンがあります。
映画を観ていたら、この台詞にきっと腹立つと思うし、私自身クソ胸糞悪いなと思ったんですけど、残念ながらこの台詞ってのは今の日本社会ではまだまだ自然な反応だと思うんですよ。
セクシャルマイノリティやその他少数派と呼ばれる方々がどれだけ辛い思いをして心を傷つけられようが、ひとりのカイくんという息子を愛する母親としては当然の言葉なのかもしれないなと思いました。

リンコの母フミコ(田中美佐子)は、トランスジェンダーであるリンコを子供の頃から認めて凄く優しく育てあげました。
トモに対しても、リンコを傷つけたら許さない。あなたが子供でも容赦しない。って言うくらい、リンコを溺愛していますし、マキオという良き理解者もいます。勿論辛い思いもいっぱいするわけですけど、LGBTの方から見たら、これって一種のファンタジーなんじゃないかなとも思ったりしました。
身体は男で心は女という神様の悪戯は、不幸と呼ぶ他ないかもしれませんけど、フミコの言う通り、マキオに出会えて、マキオの父は既に亡くなり、母親は認知症でリンコの働く介護施でお世話になっている。
言葉は悪くてもホント恵まれてるなと思いました。勿論、両親健在で、理解して快く迎え入れてくれるならそれがベストなんでしょうけど、現実は中々に厳しいものです。平気で人の心を踏み躙るようなことを言い放つバカもいますからね。
でもそれも仕方のないことというか、こちらがこちらの主張を相手に突きつけて理解を得ようとするのなら、相手の主張も受け容れるなり受け容れる努力をするなりしなければなりません。マイノリティだとかマジョリティだとか関係なく。
そうじゃなければ、ただただ一方通行なだけのワガママでしかないと思います。

この映画はそういうところが決して押し付けがましくなく、とてもバランスのとれた作品だと思います。
子は親に似るといいますが、リンコは自分が母親から受けた愛情をトモに与えたんですね。毛糸のおっぱい。
わからないことが山ほどあっても、出来る精一杯のことをしてあげられたらいいんですな。
親が子に与える愛もそうだけれど、子が親に与える愛もそう。
男も女も大人も子供も母も父も、最初はどうすりゃいいかなんてわからない、寧ろどんどんわからなくなっていくばかりかもしれません。
毛糸の男根を煩悩の数編んで燃やすくらいわけわからんことだらけかもしれないけど、不器用でも伝えようとすること、受け容れようとする心はとても大切。
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