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ズームイン 暴行団地のにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

ズームイン 暴行団地(1980年製作の映画)
3.6
初鑑賞の黒沢直輔監督作品。最近宮井えりなが好きすぎての鑑賞。オープニング、橋の上でママチャリこいでる宮井えりなにほのぼのしてからの唐突なだだっ広い荒れ地。ニュータウンな団地と荒れ地のコントラストが終始凄い。荒れ地を無理やり開発してのニュータウンなんだなぁって、しかも荒れ地も団地もすごく人工的な感じがして、時代背景を感じる。強姦魔に襲われて助けてー!と叫び逃げる女子高生、ひとつひとつ消えていく団地の窓の明かり、なんか刺さる目、このあたりのシーンには戦慄。こういった背筋の凍るような表現もありで楽しめるんだけど、シュールな方向に持って行きすぎた?ちょっと雑なラストは桂千穂あるある。何かに目覚めた宮井えりなの表情は本当に引き込まれる。片桐夕子にも燃えてほしかったなー。エログロナンセンスとカテゴライズするには、ちょっと中途半端かな。
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