暴力団の麻薬を強奪した男(大杉漣)が、地下鉄車両内にてレイプ事件に遭遇する。レイプ被害者に感化された男の顛末を綴っている、日活ロマンポルノ。獅子プロダクション製作。地下鉄連続レイプを冠するシリーズの第1弾。
レイプ被害者となる娘(藤村真美)、一匹狼のヤクザ者(大杉漣)、暴力団幹部(下元史郎)の「さんすくみ」を描いている作品。「男とは盃を交わす。女とはコレを交わす」など、大和屋竺もびっくりのレトリックが登場する。
レイプの場面は、走行中の地下鉄車両内(新宿線)で撮影を敢行。エキストラ在りきの撮影だが、ほぼゲリラなのでインパクト絶大。「レイプされているあいだ、目撃者が何もしてくれないのを、わたしが目撃しました」という告発が記憶に残る。
女優陣の見目麗しいヌードは言わずもがな。肌がツルツルで、瑞々しい女体のラインを披露してくれる。そして、大杉漣がレイプ行為を働く場面で流れる、勇ましい音楽に大笑いさせられる。