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ラプチャー 破裂のマーチのレビュー・感想・評価

ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)
2.2
特に内容には触れていません。
外枠をディスってる感じです。笑

あとノオミ・ラパスは霊長類界最強女性四天王の一角を成す存在のはずなので、今作のノオミは完全なるフィクションとしてご覧下さい。笑


【下半期鑑賞映画寸評:2017】

《全ては君次第 -克服による覚醒-》

久しぶりに鑑賞中寝落ちしてしまうほど楽しめない作品でした。しかも2日連続寝落ち。笑 3度目の正直で、ようやく昨日全部観終えました…途中でリタイアしても良かったのですが、全部観ないと文句を言う価値がないし、何か革新的な奇跡が起きることを信じて観続けました。結果、若干持ち直したかに思えたものの、ラストでガタ落ち…そのままエンドロールへと雪崩れ込んでいきました。取ってつけた感がある上に何も面白くない締め方に観たことを後悔すらしました。笑

だって設定が凄く面白そうだったんだもん!…予告もそれなりに面白くなる予感バキバキの煽り方してたから、つい手が伸びてしまいました…(レンタル)

まずそれぞれの要素に割く尺の割合がオカシイ! 「そこそんな尺取る必要あるの?」っていうのが何度もあるし、肝心の(?)拷問シーンに至っては意外にも短めのシークエンスで消化されます。(拷問シーンが4〜5割くらい占めると思ってた)
これではSの人はおろかMの人も全く楽しめません…どちらでも無い人はもっと楽しめないでしょう。笑

割と尺幅を取るのが脱出シークエンスで、ハラハラドキドキを多少感じないこともないのですが、ノオミ・ラパスが敵を恐れながら脱出を試みること自体に違和感を抱いてしまう。何故かって? だってノオミ・ラパスですよ! どちらかといば強靭な敵側の方が映えるタイプの女優ですし、恐れ戦きながら逃げようとしている姿がまず似合わない!! 時たま筋が見えほど腕筋💪があるのに、敵に屈服するようにはどうしても見えない…どちらかといえば、敵をなぎ倒して力強くで脱出する方が彼女の演技的な性に合ってると思います。これは完全にキャスティングミスですね〜(*ノオミの演技が悪い訳ではない) こういう作品こそ、か弱そうな若手女優を起用してイジメまくり、恐怖を煽った方が面白い作品になったはずです。

あとその恐怖の煽り方も何処かで観たような常套演出が多くて、奇怪な設定の割には全体的に驚くほど真新しさが無く、非常に残念でした。

ちょっとしたサスペンス仕立ての展開になっていることで徐々に徐々に真相に迫っていく緊迫感と恐怖を煽ってはいるのですが、その真相が大したことないのが最大の失敗です。肝の部分が十分に機能していないこと、タイトルにもなっている「破裂」の意味のしょうもなさ、オチの軽さが作品全体に悲劇を招いてしまっています。

でも逆に観たくなったでしょ?
オッサンたちがノオミに頬をスリスリしてくる気色悪いシーンもあるので、そういう世界観が好きな方は是非ご覧下さい!!(そんなの好きな人いるのかな…笑)


【p.s.】
下半期に突入しましたが、上半期鑑賞映画のレビューをまだ消化しきれていないため、下半期鑑賞映画も一部は寸評で投稿していきます。

いつもとは違い、極々短いレビューで投稿しています。暇があれば付け加える予定です。

従って、いつもの【映画情報】等もカットさせていただきます。

*詳しくは2017年7月3日に投稿している《『ローン・サバイバー』評》内の【p.s.】をご参照下さい。
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