サーフ

ドラゴン・タトゥーの女のサーフのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.6
原作は高校生の時(12年くらい前)に読んではいるが内容が全然思い出せないのでほぼ初見みたいなもん。

物語は前半1時間ぐらいはダニエル・クレイグ演じるミカエルとルーニー・マーラ演じるリスベット、それぞれのストーリーがほぼ独立して描かれる。
正直2人の物語が交わり始め、「少女の行方不明事件」の糸口が見つかり始めてから面白さが増していった印象。

原作がどんよりしがちな北欧ミステリだからか、映画の世界観は非常に陰鬱。リスベットが男にレイプされるシーンは凄惨。事件の舞台となった場所、そこでの人間模様も閉鎖的。

リスベットの冷徹でクールな性格から次第にミカエルに対して恋心が芽生え始めるというどんよりとした中にも「温もり」が。
後見人からは凄惨な行いをされ、本当の家族の愛を知らないリスベットはミカエルに対して恋心というよりは「家族」であって欲しかったのかなと感じる。
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