重厚で正統派の王道を行く名作でした。
リスベットを演じるルーニー・マーラは「ソーシャルメディア」の恋人役はあまり印象に残っていないですが、本作では凄みのある圧倒的な演技で、すべて持って行った感じです。
ダニエル・クレイグの渋い演技も光っていました。007シリーズでしか彼の演技を見ておらず、複雑な心境でしたが、ジェームズ・ボンドのイメージは引きずっておらず(当たり前か)、さすがです。
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レンタルDVDには映像特典でデヴィッド・フィンチャー監督の解説があり、興味深かったです。
序盤の押し花のシーンはもっと長かったが泣く泣く短くカットしたとか、印象的なオープニング、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」は女性が叫ぶイメージで歌い手を探した、などなど。。
すべてを観たわけではないですが、作画や構図についての解説もあり、映画の勉強にもなりそう。