芹沢由紀子

ドラゴン・タトゥーの女の芹沢由紀子のレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.5
ルーニー・マーラが美しすぎる。
線が細すぎるけど、ごついバイクを乗り回すとか、男性に受けそう。
代表作というか、世界的に名が知れたので体を張った甲斐。
オリジナルをまだ見ていないから、オリジナルも観てみたい。

デイヴィッド・フィンチャー監督って別に好きじゃないけど、映画館に観に行ったりなんたりでもう6作品くらい見ている。
この監督のよさってよくわからないけど、映画会社が掲げるとお客さんが集まるから、何となくもうブランド化しているのかな。
でもこの映画の編集はすごくうまいと思う
他の人も絶賛してるけど、オープニングCGアニメーションが素晴らしすぎる。
液体金属T1000を思い出させる。
007みたいな洗練されたアクションドンパチ映画を想像していたら全然違った。勝手にドミノとか、キルビルみたいな女殺し屋と悪の組織対決みたいな筋だと勘違いしていた。


これ以下はネタバレ注意です↓


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全編ダークな謎解きミステリーで、飛行機移動とか図書館で調べ物とか地道なデスクワークが続く。洋物の犬神家の一族みたいだった。
ちょっと地味すぎて途中で2回くらい寝落ちして、また戻って再生、っていう感じで完走した。
でも面白かったし、脚本とか編集も冴えに冴えていた。
なぜレイプシーンであんなに悲壮感を出すのか謎だったけど、のちに録画して脅すための演技だったんだとわかると、この女すごいなと感動する。殺されないって確信があったとしても命がけのトラップだな。アタオカなんだな、でもピュアで乙女な1面もあり、キャラクターに深みを与えていて、非常にヒロインにふさわしい。
芹沢由紀子

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