キッチー

ドラゴン・タトゥーの女のキッチーのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.9
R-15になっていて、過激な性描写がありますが、内容はミステリーなので面白かったです。スウェーデン版『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』のハリウッドリメイク作品。

物語は、
記者をやっているミカエル・ブルムクヴィスト(ダニエル・クレイグ)がある実業家の悪事をスクープしたものの訴えられて負けるところから始まります。大きな傷を負い意気消沈の彼に対し、元大物実業家ヘンリックが40年前に忽然と姿を消した姪についての調査依頼をするのですが、あまり乗り気ではなく、それでもしぶしぶ引き受けることに...
思いの外進展しない調査。焦る彼は助手を雇うことにしますが、ひょんなことから、彼を調べていた天才ハッカーの女性リズベット(ルーニー・マーラー)の存在を知ることになり、彼女に助手を依頼することに。二人がタッグを組むことで調査は進展、徐々に危険な領域に足を踏み入れていきます。そして、二人の関係にも変化が...
というようなお話。

当初、登場人物が多くてなかなか覚えられないような気がして心配していましたが、終わってみれば、それほどでもなく、スッキリ観られました。
007で見たダニエル・クレイグがちょっと苦手だったのですが、今作は人間味があって良かったですね~。ルーニーとのタッグは見ていてワクワクしました。ルーニーのビジュアルもインパクトありました。もしかして、こちらが素なんでしょうか。途中ウィッグを被って別人になるところで、見慣れたルーニー登場となるのですが、こちらの方が作り物なのかと思ってしまいました。

原作がしっかりしているからか、とても見易く、面白かったですね。『ミレニアム』の方も観てみたくなりました。
しかし、持つべきものはドラゴンタトゥーの女...頼りになります。ラストはちょっとだけ切ないけど、強い女性だからすぐ立ち直るでしょう。

続編『蜘蛛の巣を払う女』も公開されるようで、劇場予告編も見ましたが、リズベット役がルーニーからクレア・フォイに変わっていましたね。ちょっと残念ですが、楽しみです。監督は映画『ドント・ブリーズ』のフェデ・アルバレス。デヴィッド・フィンチャーは製作総指揮で参加しています。
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