カミワザ

ドラゴン・タトゥーの女のカミワザのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
4.2
原作が世界的ベストセラーも納得。
二時間半もの尺も全く感じさせない位入り込んでしまう面白さ。

本作の見所は、不可解な事件の謎を解明する過程に得られる興奮と、天才ハッカー、リスベット(ルーニー・マーラ)の存在にあります。

謎の解明の過程までスリリングな演出がされており、持続力の高い緊張感が得られていた。
「誰が犯人か?」正直その正体については、衝撃と言うにはオーバーかもしれませんが、その後、エンドクレジットまで観ることで、「なるほど」と膝を叩くようなヒネリが効いています。

注目は、賢く格好良い。そして時に狂暴であり、女性であるリスベット。
今でいうならツンデレな彼女は日本ウケなキャラクターである事は間違い無し。
私も完全に彼女に魅入られてしまった。
特に狂暴的な復讐シーンは背筋がゾクッとしたよ。

そして本作のオープニングがメッチャ格好良いですなー。
Led Zeppelin - Immigrant Song(移民の歌)のアレンジが痺れる。
「アァァ~」のシャウトは正にリスベットの苦悩の叫びのようだ。

流石はフィンチャー監督と言わざる得ない、見ごたえ十分な一本です。
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