夜光虫

エル ELLEの夜光虫のレビュー・感想・評価

エル ELLE(2016年製作の映画)
3.5
敬愛するイザベル・ユペール様が主演、そしてお変態作品ということなら、当然に「ピアニスト」を想起するし、それを超える変態性を見せてもらいたいと期待が高まる。
で、結論から言うと消化不良。期待が高すぎたのかもしれない。「ピアニスト」を観ずして、この作品だけを観たなら、すごいお変態作品だと思ったかもしれない。しかし、何か中途半端感が拭えなかった。父親、母親の設定が主人公やその息子に投影されていない点も、なんだか物足りなく感じてしまった。
登場人物の誰にも共感や思い入れができないあたりはよかった。
夜光虫

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