多分普通にファムファタール物っていう見方でとりあえずオッケーな気はするよね。
フランス映画だし(謎の偏見)。
それでいて、それだけじゃ無いところがまたこの映画のいいところと言うかね。
まず熟女のファムファタール物ってあんまり無い気がする。多分勉強不足なだけだけど。
さらにこの映画、出てくる女が全員狡猾であり、図太い人ばかり。主人公しかり、息子の嫁しかり、隣人しかり(ラストの台詞的に)、友人しかり。その辺が若干コメディチックに仕上がってるのもなお良し。
それとは逆に、男は夢を見て無一文なやつ、嫁の友達に手を出すやつ、隣人の、、、な奴などなんて言うかド直球というか、男らしいと言えば男らしいんだけど、馬鹿といえば馬鹿。そんなメンツが揃ってる。
おそらくこの映画のやりたかったことはそー言うことなんじゃなかろうか。と思うわけです。