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エル ELLEのruiのレビュー・感想・評価

エル ELLE(2016年製作の映画)
3.5
壮大な不条理コメディという印象(異論は認めます)

がははは、とか、わっはっはっはっ、と笑うところはないけど、くすっと含み笑いをさせるような箇所がいくつもあって「ん?この鑑賞スタイルであってる?」と途中何度も思ったけど、最後までそんな感じ。

某有名落語家が笑いの定義を「緊張の緩和」だと説いたけど、この映画には緊張の緩和が多々あったね(考えすぎか?)


緊張が続くシーンの後の緩和が絶妙。
笑わそうとしていないというところも含めてもうおもしろい。


個人的に一番おもしろかったのは生まれた子供の肌の色のところとそれを見て微笑む付添人の彼の表情。
あれは笑かしにきてる。
とりにきてるわ。


あれ、随分と的外れな感想になってしまったな。

冒頭にも書いたけど異論は認めます。
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