冒頭ショッキングなシーンから始まるけど、どんどんそれ以外の方向に話がすり変わっていくので、最終的に誰が何の被害者だったか分からなくなるような話でした。
というか、そういう犯人探しの作品ではなかったんですね。
主人公のオバサマをはじめ、身内、会社の部下、隣人など、なにかとクセのある（主に性癖）登場人物たち。
様々なトラブルも鬱々とするような出来事ばかりで、それでも毅然とした態度を崩さないオバサマのタフネスさは、所詮は掌の上…いや、ラストシーンからも全体的に女性陣が数段上手だったような気もします。
でも共感とかスカッとする種類のものでもなさそうw
負の感情や欲望のぶつかり合いで、少々お腹いっぱい&ゲンナリもしたけど、妙に見入ってしまう作品ではありました。
