アリョーシャ

エル ELLEのアリョーシャのネタバレレビュー・内容・結末

エル ELLE(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

「ピアニスト」が大好きなので、あの女優さんがまた病的な役をやるらしいと知りシネマロサの最終日に滑り込んだ!

やっぱりイザベル・ユペールはきれいだな!
作り笑いしてすぐ真顔に戻る時とか、すごく嫌な感じでD'accord?と念押しする時とか、病的でとても良い!

自分の身は自分で守るしかないということを繰り返し叩きつけられて生きてきた女。金槌、あるいは手斧を握りしめて。その孤独感には共感するし、その攻撃性に痺れない筈がない。

が、しかし、後半どんどん訳のわからない展開に。
えっ、そうなるの?奴の目玉をえぐり出し、割礼したソレをぶった切ってやるのを期待してたんだぜこっちは!

ラスト、息子が奴を殺したのって、主人公は計算済みだったのかな。
だとすると自分の中では辻褄が合うんだけど…よく分からなかったです。


でも最後のシーンは良かったな。
隣人の妻は全てを知ってたし、アンナは夫の浮気の件があったというのに、主人公と並んで歩いていく。
この映画の男達は大馬鹿揃いだが、女達はそれ以上に、狂っているのだ!!!
アリョーシャ

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