KUJIRA

エル ELLEのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

エル ELLE(2016年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

レイプした犯人は誰なのか?ミステリータッチのサスペンス、と言うのを期待していたが、全く違う。
犯人が勝手にパソコンいじったり、メール送って来たりの展開。会社の若手に秘密裡に調査を依頼するが、そこからあまり展開しない。
レイプされても、警察に届けないのは父親が殺人犯だからであると言う。母親は、父親に会えと言うが、ポックリと死んでしまう。それで渋々父親に面会に行くも夜中にポックリ。何かあると思わせておいて、何も無い。
レイプ犯は中盤で分かるが、何も驚きが無い。こいつかも、の中の1人だからだ。
レイプ犯が判明しても、よく分からない展開が続く。相手は真向かいの旦那だが、ちょっとギクシャクしている程度。何故か相手の家に行って、レイプされている。やはり、その後も特に進展しない。最終的に、レイプ中に息子が男を殴り殺す。男は乱暴しないと性的興奮をしない訳だが、このプレイを受け入れたのか、好きだけど乱暴は嫌だ、なのかがイマイチ伝わって来ない。
レイプシーンが生々しいし、その他の性的描写もショッキングだが、中身は何も無い。何を描きたいのか不明。観た後に何も残らない。どのキャラにも共感できない。
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