<スピルバーグ作品のような、ポン・ジュノ監督の社会化エンタメ>
ポン・ジュノ監督が描く、人間のエゴイズムと矛盾。
そしてそれは、相変わらず、どこか完全に否定できないという、ジレンマに陥ってしまう社会派エンタメ作品であった。
映画全体は、ポン・ジュノさながらの品質なので、最初から最後まで面白く楽しめる。所々の強引さはあるものの、勢いで最後まで引っ張っていく感じは流石だなぁと思う。
韓国人監督の作品ではあるが、完全にハリウッド映画だろう。まるで、スピルバーグ作品っぽいと感じた。
100インチのスクリーンでプロジェクターで観たけれど、劇場で観たら、もっと迫力あったろう。