ゆっけ

オクジャ okjaのゆっけのレビュー・感想・評価

オクジャ okja(2017年製作の映画)
4.0
心優しい巨大生物(豚)と韓国の山奥で暮らす一人の少女(ミジャ)との絆を描いた心温まるSF映画。

もともとは、世界的食糧不足を解消するために、ある企業が遺伝子組換えによって生み出した味のいい子豚「スーパーピッグ」だったんです。

それを世界中の26の農家で育ててもらって、最も大きく最も美しく育てたブタにベストスーパーピッグという称号を与えるというコンペを行ったのが始まり。

ミジャという少女が育てた「スーパーピッグ」=オクジャが一番になり連れて行かれるのですが、、、

ミジャからしたら、大切な友達を渡されてたまるかという想いで追いかけますし、動物愛護主義団体も黙っていません。

「資本主義による利潤を目的とした工場生産式の畜産などについて批判」というメッセージを持った映画ですが、メッセージ性もありながら、エンタメ性もあって素晴らしい。自然描写は宮崎駿作品から影響を受けたのとこと。『未来少年コナン』『もののけ姫』『となりのトトロ』などの印象もありました。

また、ティルダ・スウィントン、ジェイク・ギレンホール、ポール・ダノ、リリー・コリンズとハリウッドのそうそうたるキャストが登場します。(あと、「ウォーキング・デッド」グレン役のスティーブン・ユァンも出てます)

豪華キャストが集結し、メッセージ性とエンタメ性を合わせ持ったバランスが非常に良い映画。
これが、Netflixオリジナル映画というのがなんとも。

「大きな画面で見て美しいものは、小さな画面で見ても美しい」とポン・ジュ監督は答えたみたいですが、大画面で観たかったなと思いました。韓国やアメリカなどでは映画館でも上映されたみたいです。

「創作の自由」を与えてくれるのがNetflix。

映画は映画館で観てこそと主張するノーラン監督とデジタルストリーミングと映画は共存すると述べるポン・ジュノ監督。二人は対照的でありながらも、とんでもない迫力のある映画を作りだしている点で共通点があると思います。

もっともっとこういった質の良い作品が自由に観られるといいですね。