人が猟奇的に次々と惨殺されていくだけのお話。むろん驚きもなければ恐ろしくもない。アイテムとしてカメラを持ち込んではいるものの、とりたてて話を効果的に浮揚させるほどの働きを有しているとも思えない。故・ウェス・クレイヴンのラストがこの作というのはあまりにも悲惨な気もするが。
思えばスクリームのあのラストはかなり衝撃的だった。いや衝撃的であったのは当時まだ高校生であった僕の眼が全然こえてなかったゆえであることに違いはないのだけども、あれを見てホラー、サスペンスのジャンルに並みならぬ興味を喚起させてくれた点、まことにありがとうございますとの念を抱かずにはおれない。ご冥福をお祈りいたします。
追伸
面白かったのがクレイヴンがツイッターを持ち出した点。目新しくもないが、クレイヴンとツイッターの取り合わせが字面としても実に微笑ましい。ある意味ではスクリームからの正当進化とも言えるかもね～
