レオピン

マンチェスター・バイ・ザ・シーのレオピンのレビュー・感想・評価

4.5
So long

つらい人に向かって乗りこえられるとか忘れろとか軽々しく言うんじゃないと強く思う。自戒をこめて。どんだけ偉いんだお前は。どんだけ図々しいんだ。

高校教師は簡単に言う。なんでも言ってきていいぞ。俺もお前と同じ年で父親をなくした。だがこういう人物が役に立つことは金輪際ない。ノーサンキュー


深刻な作品だがわずかながらユーモアもあった。
配管修理している先で住人から好かれてしまったり、
寒空の中で車をどこに停めたか分からなくなってしまったり、
パトリックの彼女サンディのママは、会話がもたないから悪いけどもう帰ってくれるかしら

リーは結構モテる。人を引き寄せる素質がある。でもまだむずかしい。。。

時薬だ 

この映画の美点は下を向いて歩いている人に上を向けなんて絶対に言わないところ
心が止まっている人にアドバイスなんてしないところ

ただ隣りにいて一緒になって歩く 
ただそこにいる
それがどれだけ難しいか
どれだけ尊いか
そんなことを気づかせてくれた

⇒アルビノーニのアダージョ ト短調 (レモ・ジャゾット)
レオピン

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