わくわく

マンチェスター・バイ・ザ・シーのわくわくのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

近しい人の死を乗り越えられずに終わる物語を、初めて観た。すごく救われた。
遺された人は、乗り越えられなくても、後悔を抱えながら生き続けるしかない。苦しい生き方かもしれないが、人間はそこまで強くなれない。弱ったまま生きる人の物語を作ってくれたことに、大きな優しさを感じた。
逆に、近しいからといって、必ずしも悲しまなくてはいけないわけでもない。
乗り越えられない主人公と違い、実の父を亡くした息子は、仲間に囲まれながら、健やかに生きている。この対比も、人の個性が出ていると思った。
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