まりん

マンチェスター・バイ・ザ・シーのまりんのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

孤独で無愛想なリーを演じる caseyaffleck の演技は痛々しくて素晴らしい。
尖っているのに、甥っ子を見捨てず寄り添って居る事が何故?と思えたのですが、元々そう言う心優しい叔父なんですよね。
事情聴取の後の行動が痛々しくてでも凄く共感できて悲しかった。
許されたい訳じゃないのよね。罰して罵ってくれた方がまだ救われたわよね‥

そして、新しい人生を送っているランディの後悔がリアル。
凄く良い脚本だなぁ‥と思います。

美しい海辺の町の景色も魅力的で、引き込まれます。

ただ、音楽の使い方が私には合わなかった。
そこはもっと控えるか、むしろ無音でも・・と思ったり。
もしくはヴァイオリンかピアノのソロでも・・
心をせわしなく掻き立てる為の手法と言うより、陶酔するのを邪魔されているように感じました。音楽自体が悪い訳じゃなくて、画像と音がずれた状態で見せられているような煩わしさ。

コレは個人的な感覚かもしれません。映画自体は素晴らしかったです。
まりん

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