MARUKO

マンチェスター・バイ・ザ・シーのMARUKOのレビュー・感想・評価

5.0
自分史上最高の一作。
心苦しく揺さぶられた。リアルな会話の間が印象的。

リーの性格が故の苦しさ。
兄が死んでもそこまで悲しむ様子は見せずに、淡々と葬儀や後見について話を進める。
ポーカーフェイスだが、実は壊れている心を隠して自分がしっかりしなきゃと、必死にもがくように見えた。だから余計につらい。
子供のことが頭にこびりつく。写真を丁寧にしまう。

そうして悩み苦しむ中での元妻とのあのシーン。
いままで確信が持てずにいた心が壊れてること、元妻の言葉で確認できたのか救われる。

ここにいると全部思い出してしまう。そして素直に、

“I can't beat it”

あの時から閉ざしていた。
でもいろんな人ともう一度関われたから、甥の充実した生活を見てきたから、自分の本心に気づけたからこその決断。
簡単にはこの言葉出せないよ。でもみんな早くそう言ってほしかったんだよって。つらいって話してほしかったんだよって。(涙腺崩壊)

ワンバンキャッチボール

完全ではないけど、ほんのちょっと心が軽くなった表情がなんともいえない。

p.s.これにオスカーとってほしかった。