Haruki

マンチェスター・バイ・ザ・シーのHarukiのレビュー・感想・評価

4.9
大きな傷を負った愛想の悪い男が、甥の後見人となり、迷いもがきながらも再生していく物語。

ケネス・ロナーガンらしく、家族の微妙な難しさを静かに描いている。

美しい風景の中、葛藤や愛情が入り混じった心の機微を、優しくそして力強く活写している。

ミシェル演じるランディが、ケイシー演じるリーに泣きながら詫びるシーンが最高。
ランディの慙愧、リーの「違うんだ」という気持ちが痛いほど伝わってくる。
2人の演技も素晴らしい。
Haruki

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