えし

マンチェスター・バイ・ザ・シーのえしのレビュー・感想・評価

3.5
昔なら邦題つけられてそう。

米国、集合住宅4棟の修繕管理を行う便利屋の主人公のもとに1本の電話が入る。
心臓の病気で兄の容態が悪くなったのだという。
急遽休暇を取り、病院へ駆けつけたが既に事切れていた。
兄には高校生の1人息子がいて、遺言書には後見人に主人公が指名されていて…

これは心にクる奴。
人の生き死に、死生観、生死について、観ている者に訴えかけてくる。
僕にも3人子どもがいるので、こういう話はダメージを食らってしまう。
ストーリーが進むにつれて、主人公の人となりを知っていくことになるのだけれど、それが辛い。
楽しい映画が観たい人には向かないけれど、ドラマ性を求める人には良いでしょう。
しかしながら、題名が日本人にはちょっと誤解を招くような気がする。
それこそ昔なら邦題がついていただろう。
「お葬式」、「葬送狂想曲」、「哀しみの向こう側」…どんなのがいいかなぁ。
えし

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