みー

マンチェスター・バイ・ザ・シーのみーのレビュー・感想・評価

4.0
ケイシー・アフレック主演

兄の死後、兄の息子パトリックの後見人として兄の家でパトリックと暮らし始めるリーですが…思春期のパトリックとの暮らしはあまりうまくいかずパトリックが冷蔵庫にあるチキンを見てパニック発作を起こすシーンが印象的でした。冷凍されている父親を連想してしまったんですね…

私はリーと重なるような経験があって…身近な人が亡くなった経験のある方はわかると思いますが…死んでしまったという事実は頭でわかっていても、やっぱり受け入れられない気持ちの方が強いので、日常生活の中で何かを見てふと思い出して辛くなることが今でもたまにあります

リー自身の衝撃的な過去も癒えることはなく、ただその事実を背負って生きていかなければならない…悲しいけどそれが現実なんだと思いました

リーの不安定な心情をケイシー・アフレックが切なく演じていて心が苦しくなる場面が多々ありました

ケイシー・アフレックを初めて知ったのはキラーインサイドミーという作品でジェシカ・アルバ目当てで観ましたが…ケイシー・アフレックのサイコキラー役の怪演が凄くてビックリさせられました。鑑賞後、ベン・アフレックの弟だと知ってまたビックリ!

兄の影で地道に努力していた結果、このマンチェスターバイザシーでアカデミー男優賞を受賞👏

色々と考えさせられてしまう作品でしたがケイシー・アフレックの演技は素晴らしかったです✨
みー

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