からあげ

マンチェスター・バイ・ザ・シーのからあげのレビュー・感想・評価

4.2
ボストンで便利屋の仕事をして暮らしている
主人公リー、兄が亡くなり故郷マンチェスター
・バイ・ザ ・シーに戻り、16歳の甥っ子の後
見人になるが‥

街を離れたくない甥と街に住むことができない
主人公の心の葛藤が重い。

リーには故郷に住むのがどうしても無理な理由
があった。
おろせない背中にずっと背負ってることがあっ
た。とっても辛い悲しい出来事がある。


誰もが生まれた故郷は忘れない懐かしいもの
思い出溢れる原点の地なんだろう
でも、自分がこの街じゃない違うと思えば違う
だと思う。人も道路も全部違う、ここじゃない
んだと感じたら、もう街に息苦しさしか感じな
くなる。

自分を包んでくれる街と人々がいる場所へと
もう、帰ろうよ‥
そう自分に問いかける日々がある。
帰る街があるって、主人公にとって救いだった
はずだ。

葛藤の中、甥と主人公はどんな未来を選択する
のだろう?
2人の心が悲しみの中でも希望へと向かってい
たからこそ多くの共感を呼んだんだと思う。
ただ、観る人により響き方も様々だとも思えた。



ケーシー・アフレックはいいですね〜
見事に演じきっていた。
マンチェスター・バイ・ザ・シーはアメリカ
マサチューセッツ州にある穏やかな海沿いの町
町の景観の穏やかさが上手く映し出されていま
した。
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