松瀬研祐

マンチェスター・バイ・ザ・シーの松瀬研祐のレビュー・感想・評価

3.9
ケーシー・アフレックの危うさがとてもハラハラとする。やがてその理由がわかり、彼が怒りをぶつけること、立ち直ることができずに苦しむ姿が、その出来事の重さを際立たせる。

亡くなった兄の子供であるパトリックとのやりとりはぎこちないが、徐々に本当に少しずつ、ほころびのようなものがほどけていく描写が、はっきりとした救いは無いけれど、かすかな希望として描かれてある
松瀬研祐

松瀬研祐