マンチェスター・バイ・ザ・シーの作品情報・感想・評価

マンチェスター・バイ・ザ・シー2016年製作の映画)

Manchester by the Sea

上映日:2017年05月13日

製作国:

上映時間:137分

ジャンル:

3.9

あらすじ

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」に投稿された感想・評価

綿

綿の感想・評価

4.0
他人の悲しみとか痛みは想像でしかなくて、推し量るだけなんだなと思った。心の拠り所ができますように

過去と現在とが交互に展開されるのだけど、リーが全く別人でしたわ。
登場人物の過去や現在に立ち塞がる辛さよ。リアルタイムで悲しみの中にいるはずのパトリックよりもリーに感情移入しちゃうのは何故だろう。


過去に苦しんで今でも身動きの取れない人、許されると泣いちゃうよね。
Ns

Nsの感想・評価

4.0
2018/10
近場で上映してる映画館がなくて残念だった思い出。終わった後も引きづられる感覚がある。

このレビューはネタバレを含みます

罪の意識と深い傷を背負いながら、どう生きていくのか、それはとても重々しかった。最後の最後まで救われない。絶望が重すぎて、この映画だけでは救うことができない。でも生きるしかないんだよね。

軽々しく遊びを楽しみに生きるリーが、妻のランディのためにも、とつけた暖炉で火事を起こし、娘3人が亡くなる。それはリーが悪いわけではないのだけれど、とても重い十字架を背負って生きていく。その絶望って、誰も肩代わりできないんだ。いや、誰も肩代わりできないから絶望なのかもしれない。物語という一つの枠組みですら、その絶望を希望ある未来に繋げることはできない。

ケイシー・アフレックが絶望と贖罪のできない迷宮を絶妙に体現してて引き込まれた。迷宮で気が抜けてしまっていたり、感情的にぶつけるしかない戸惑いを演じていたり。そりゃ、アカデミー賞獲るわな。

で、ジョーが死んだことで息子のパトリックがひとり残されるのだけれども、最初観てて、パトリックはリーの昔の姿の投影なのかと思ってた。父が死んでも女の子と遊んでたり、「ちょっとリーのこと考えてもいいだろうよ…」と思っちゃうような発言をしたりさ。
でも、違かったなあ。パトリックが現実からどう逃避すればいいのか戸惑っていたんだな、と感じてから、画面越しに見守るしかなかった。
別れた母と再婚相手とのランチタイム、その後来た、再婚相手からのフォローのメール。リーだけではなくて、誰もが傷ついているんだという現実の痛みがあった。
誰もがそれなりの傷を抱え、それを受け止めようとしている。でも受け止めきれず、悲しみにくれる。

リーは絶望と傷に耐えられなくて暴力や暴言に痛みをぶつけようとするのだけれど、どうにもならない。ランディと再会し、「あなたを傷つけるしかなかった」と打ち明けられ「愛しているわ」と言われても、ほんの慰めにしかならない。世の中には、どうにもならないことがある。

映像でも、冬のマンチェスター・バイ・ザ・シーが出てくるのだけれど、その寒さがリーの絶望を加速させている気がしたな。そして、音楽もまた然り。ただ、ラストで穏やかな音楽が流れ始めた時、どこか祝祭のような、束の間の救済があったような気がした。マンチェスター・バイ・ザ・シーの船でリーが微笑んだ時、この映画が終わったあと、ずっと先の未来には、救いがあるような気がした。
あくまでリーの絶望と寄り添いながら、物語は足を踏み入れることなく、うんうんと頷いていく。その姿勢が、この映画の救いなのかもしれない。「なんだ、傑作か。」ていう作品だった。終わり!
まれにスコアの付けようのない作品に出会うことがある、今作はまさにそれ。

一回見て「良かった終わり。」とか「つまらなかったもう見ない。」ではなく人生を進むうちに何回も見たくなる、そばでずっと寄り添ってくれるような作品。生きていて避けられない身近な人物の死を扱った映画で、ここまで心に迫って色んな気持ちになったのは初めて。連続ドラマのように登場人物を丁寧に掘り下げる時間の使い方と、次第に明らかになる構成にぐいぐい引き込まれる。

今回見て印象的だったのは、ケイシー・アフレックの表情はそんなに変わらないのに時間の経過で受ける印象が違うことと、ミシェル・ウィリアムズの芝居力ひとつで強引に持っていってしまうところ。

次見た時に、また新たに感じたことを記す。
みー

みーの感想・評価

5.0
いいいいいい!!!
さ

さの感想・評価

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#20181018
MRicefield

MRicefieldの感想・評価

3.8
全然乗り越えれてないやん
johnnie0

johnnie0の感想・評価

3.9
言葉にするのが難しい。
切ない。
ギネス

ギネスの感想・評価

4.0
舞台となるのは海に面した町。どんよりと暗く、寒さも厳しいが、強い風の吹く海だけがなにかを包み込んでくれるような優しさがある。全体を通して暗く、やるせなさで充満していますが、最後までがっつり引き込まれます。ケイシーアフレックはもちろんのことを脇を固める俳優陣も最高、演出を含めてめちゃくちゃ丁寧に作っているからこういう作品に仕上がるのだろう。
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