2017年、37本目の劇場鑑賞。
『しあわせの隠れ場所』『ウォルト・ディズニーの約束』のジョン・リー・ハンコック監督作。
マクドナルドの創業者レイ・クロックの伝記映画。主演はマイケル・キートン。
ポスターの通りレイ・クロックとは、“怪物か。英雄か。” 観る人によって意見が分かれると思います。
ちなみに私的には完全に“怪物”(笑)。
当時30分待つのは当たり前、注文と別の品が出てくる事もザラな時代にわずか30秒で商品が提供される“スピード・サービス・システム”を開発したマクドナルド兄弟。
ハンバーガーを包み紙で食べるのもマック発祥だったんですね。
そんな画期的なシステムを作り出したマクドナルドに目をつけたミキサーのセールスマンのレイは、マクドナルド兄弟と契約を結びフランチャイズ権を獲得。
瞬く間に全米に店舗を増やしていくが、利益を求めるレイと品質を重視する兄弟との確執は深まりとうとうレイは兄弟をマクドナルドから追い出すべく全面対決へ─。
ビジネスなんて全くの素人の私からすると、マクドナルドをつくった兄弟が何で追い出されなきゃならないんだと思ってしまった。
しかしレイは頭の切れる男で、自分だけのハンバーガー帝国を築いていく。
弟のディックが「ニワトリ小屋にオオカミを入れた。」って言っててこの兄弟もやっちまったなぁーと思っただろう。
最後のトイレでのレイ・クロックの台詞にゾッとした。
ちょいネタバレになっちゃうけど、「“マクドナルド”という名前の奴を誰もいじめる事はできない。」って、いやいやお前がいじめたじゃねぇーか!笑
後味悪いけどテンポよく作ってあって見応えあり。