やわらか

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのやわらかのレビュー・感想・評価

4.1
ツイッターなどを見ていて不思議に思うのが、他人のツイートを盗用するいわゆるパクツイという行為で、そんなんで人から反応を貰って何が嬉しいのか今まで全く理解できなかった。ただ、この映画を観ていて、なるほどこういう感覚で人の成果を自分のものにして喜びを得る人がいるんだな、と納得できた。
 
えーっと、世界を制覇したハンバーガーチェーン、マクドナルドの創業者の映画。この「創業者」の意味をどう取るかは、ビジネススタイルや人間性によって異なってくるよね、という話。実業家の伝記映画にありがちだけど、内容的に事実かそうじゃないのかの境界があいまいで、それが作品に奥行きというかリアリティを与えている。
 
マイケル・キートンがレイ・クロックを本当に憎々しく演じていて凄い。微妙に禿げたあの頭に強烈な個性を感じさせる。若い俳優だとジェイク・ギレンホールなんかも不思議な狂気のようなものを纏っているけど、この世代の俳優だとマイケル・キートンがトップかな。
 
それにしても、マイケル・キートンは「バードマン」「スポットライト」に続き本当に面白い映画を生んでいるなー。いずれもある分野で年に一本の珠玉の作品。この映画自体は、内容もあって(「バードマン」「スポットライト」もそうだけど)日本では売れないだろうな。でも、良いものは良い。
 
映画中に出てくる初期のマクドナルドレシピを再現したであろうハンバーガー、シンプルだけど美味しそうだったなー。ハンバーガーに罪はないので、久しぶりにマクドナルドに行って食べてみよっと。
 
余談だけど、日本だとファストフード・ハンバーガーブランドとしては、(高級かどうかは別として)マクドナルドが圧倒的だけど、アジア圏に行くと意外とバーガーキングやケンタッキー、サブウェイなんかの方が一般的だったりしてびっくりする。これは日本マクドナルドが上手くやった結果かな。