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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのrollinのレビュー・感想・評価

4.0
記者会見のプロデューサーの言葉通り、マクドナルドの創業者の名前が何故マクドナルドではないのか?を描いた作品。

開拓時代のカリフォルニアに於けるゴールドラッシュのように、マイケル・キートンは西部に黄金(のアーチ)を掘り当て、本作でも鳥男の如く野心の翼を広げていく(ジャケット狙いすぎ笑)。タッチは違うけど、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』をさらに近代化・文明化させた感じ。

作品全体を通した美術レベルの高さ、特に古き良きアメリカのロカビリー前夜なプロダクション・デザインや、主人公レイの頭の回転とシンクロしたカット割りの速さ、自己啓発的な鏡の使い方の巧さなど、マクドナルドと同じく映画も明確なコンセプトが徹底されていて、そこが非常に気持ちええだす。

今日当たり前のように享受しているマクドナルド、ファストフードのフォーマットを発明した兄弟が語るはじまりの物語は、主人公同様、観ているこちらもすごい興奮するし、テニスコートで厨房の動線実験をするシーンの演出、カット割りは見事!

パクりパクられ、フリフラれ。シェイクの女神と不動産業の悪魔に翻弄されつつ、それでも己の野心に忠実な主人公は、事実はどうあれキャラとして大変魅力的。
マクドナルドの価値は何よりもマクドナルドという響き、という台詞があったけど、何なら全世界マクドで統一したらどう?と、関西出身の男が言っています。
(↑って、お前、ナニサマノツモリダヨッ!!!)