最早元バットマンとは思えない悪人顔がいよいよ様になったマイケル・キートン。
彼の一癖も二癖もある人間味溢れる芝居のおかげで、本作の主人公はえげつなくも素晴らしく魅力的だ。
良くも悪くもマクドナルドのイメージがガラリと変わってしまう程のパワーを持った傑作。
間違いなく賛否分かれるハイエナのような男だがこれがとことん面白い。
彼のおかげでマクドナルド、いやファーストフードがあると思うとその功績は計り知れず。
しかし日本ではそのマクドナルドすら縮小しているのを見ると中々に感慨深くなる。
劇中彼はこう語る。
『成功の秘訣は「才能」でも「学歴」でもない、「執念」だ。』と。
なるほど、中々に考えさせられる台詞だ。