ぬーたん

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのぬーたんのレビュー・感想・評価

3.6
マックの創業者は多分マクドナルドさん…どんな人かは知らない。
カーネルおじさんは店の前に立ってるから顔まで知ってるけど。
マックは子供たちが好きだけど私はあまり…。ハンバーグはパサパサだしピクルス嫌い。やっぱモスがいい。
でも安いしあちこちにあるし子供の遊び場もあるし、子育て中は便利な店だった。モスでは財布が持たん。
今も食べるのはナゲットくらい。そのマックが実は肉汁溢れる美味しいハンバーガーだったという。
創業者は当たり前のマクドナルドさん。
兄弟か!マック兄弟か!
しかも兄は、マック・マクドナルドって(;'∀')
正しくは創始者かな。今のこの世界中に広がるマックは、この映画の主人公レイ・クロックが始めたもの。
レイはフランチャイズ化に挑戦したものの、コスト面で苦戦し、とうとうマック兄弟と揉めることになる。

レイを演じたのは、マイケル・キートン。
『バードマン~』で花咲いた、遅咲き俳優だが、このレイもまた50歳を過ぎてから、このマックを始めたというのだから、そのパワーはどちらも大したものだ。
写真を見るとあまり外見は似てないが、野心家ぶりはさすがキートン。
上手くて憎らしい。ただ憎らしい。
カーネルおじさんとは大違いだ。
キートン、堂々した雰囲気、ハゲっぷり💦
色使いがなかなか良いジャケットで思わず観たくなるね。
マクドナルド兄弟の兄をジャン・キャロル・リンチ。
良く見かける顔だけど、ハゲ頭も体も特徴ある。
なんだ、ハゲばかりじゃないか。
役はその大きな体と対照的な優しい温和な兄だ。
弟をニック・オファーマン。
鋭い目つきでやや怖い。役は賢く真面目な弟。
兄弟は似ていない。実際はどうだったのかな?
この兄弟、レイがやって来てフランチャイズを強引に勧めて来て了承するが、最終的には‥。
ちょっと同情する、でもお陰で今世界中がマックのバーガーを食べているのだ。
兄弟の作っていたバーガーよりは美味しくないだろうけど。
果たせなかった夢をレイに託した時は、決して嫌ではなかっただろう。

こんなに拡大し、世界に名を知らしめたレイという男は、強引で情け容赦なく、遂には奥さんまでも…。
奥さんをローラ・ダーン。流石に老けたと思ったら50歳過ぎたのね。
でも美しいですわ。
次の奥さんをリンダ・カーデリーニ。
『ER』のサマンサ!可愛いです。
その夫がパトリック・ウィルソン。
『パッセンジャーズ』が印象深い。
こんなイケメンを捨てて、あのオヤジと?
う~ん。やっぱり金ですカネ?

函館に行くと、ラッキーピエロに行く。
函館でしか食べられないから。
美味しいとか以前に、その希少価値が大事なのだ。
マックはどこでも同じ味が食べられる。
すごいことだけど、飽きるよね。

50歳を過ぎた中年のただの男が、こんなことが出来ちゃう、という、まさにアメリカンドリームを、映画を通して感じられて楽しかった。
だいたい、のし上がって成功し名を成している人は、自己チューで変人で、憎らしいもの。
だからこそ、のし上がることが出来たんだろうし。
だから主人公を好きになれなくてもそれは仕方ない。
ノンフィクションだから。
心に残るわけではなかったけど、面白かった。
シェイクが元に戻って良かったわ。あ、私は飲まないけどネ。
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