Kaako

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのKaakoのレビュー・感想・評価

3.7
今や世界中に店舗があり、知らない人はまずいない程の巨大ファーストフードチェーンとなったマクドナルドの創業秘話。

今や当たり前となったファーストフードハンバーガーの画期的な販売方法を考案した影の創業者マクドナルド兄弟とそのシステムに惚れ込み、兄弟を説き伏せてフランチャイズ化を進めたレイ・クロック。

世界中でマクドナルドのハンバーガーを食べられるようになったのもこの2組があってのことなんですが、マクドナルドの創業者がレイ・クロックとなっているのにはこういう訳があったのですね。

この作品、マクドナルド兄弟の遺族は公認していますが、マクドナルド側は非公認というのも納得。

ビジネスとはいえレイ・クロックの強引で汚いやり方はマクドナルド兄弟に同情が集まるのは当然と言えるでしょうね。
彼らが甘かったということなんでしょうけど、兄弟が肩を組んで看板を見上げる姿は気の毒でなりませんでした。

レイ・クロック役のマイケル・キートンは目的のためなら手段を選ばない野心家役がピッタリ!(笑)

レイ・クロックが聴いていた「ポジティブの力」という自己啓発的なレコードは彼のバイブルのようなものなんでしょうね。
メモとして書いておきますが、何の情報も無く観たい方は読まないで下さい。



「ポジティブの力」

世の中に執念に勝るものはない。
才能があっても成功できない者はゴロゴロしてる。
天才も報われないのが世の常だ。
学歴も賢さを伴うとは限らない。
執念と覚悟さえあればまさに無敵だ。
何事にも屈しない強さと安定した心と健康管理、みなぎるエネルギー、日々それらを保ち続ければ結果は必ず付いてくる。
難しく思えるかもしれないが、未来を拓くのは君自身なのだ。
我々の世代の最大の発見は人生は心の持ち方で変えられるということ。
エマーソンの言葉にもある。
人は考えた通りの自分になる。
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