Tai

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのTaiのレビュー・感想・評価

3.6
マクドナルドは新商品が出ると足を運ぶくらいの利用率ですが、毎回思うのが「それ程満腹になれない」ということ。
バーガーとポテトとドリンクでは満足出来ず、他のバーガーを追加したりサイドメニューを追加したりで、結局はそこそこの出費になってしまいます。
食べているのに何か満たされない不思議がありましたが、本作を観て納得でした。

このファウンダー、ハングリーすぎる!

胸くそわるい。
まさに傍若無人。
欲しいものは手に入れる。要らんものはいらん!
何もなかったところから次々と利益を生み出して行く過程は面白いのですが、その代償があまりにも…
マック&ディック兄弟もクロック妻も可哀想過ぎて笑いどころなんて一切なし。
でも、日本でも知らない人がいないほどの大企業であり、身近なお店となるまでのサクセスストーリーなんですよね。

増え続ける多彩なメニューと、お世辞にも劇中のように頬張り食べることのできないくらいパンも肉も薄くなってしまったノーマルのハンバーガーを見て、あの兄弟は何を思うのでしょうか。

色々と不満を言いつつも不思議と足を運んでしまうマクドナルドの引力というのが、このレイ・ロックという男の力と結びついている気がしました。
そこがまた悔しい…
Tai

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