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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

3.7
ジョン・リー・ハンコック監督マイケル・キートン主演2016年アメリカ作品。

マイケル・キートン演ずるレイ・クロックがこの映画の悪役であり主役でもあるのが面白いと思った。ワンマンショーでもないので意外と複雑な役回り。あとは世界中の経営者やビジネスマンなどにリスペクトされている偉人でもあるレイ・クロックをかなり悪どく面白く描くのには、問題無かったのだろうかと少し思ってしまった(笑)とにかく最初は綺麗ごとではなかったという事だろうか。

舞台は1954年のアメリカ。52歳のレイは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日偶然ディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店「マクドナルド」に立ち寄ったレイは・・・・・。

序盤は当時の車や店舗がポップに映っているのを観て、気分が上がるもその後はひたすらビジネスのサクセスストーリー。マクドナルド兄弟からその名前までも買い取ったレイのしたたかさと先見の明には、飽きれて溜め息と共に苦笑いが出てしまった。嫌な物語をラストまで惹きつけた演出とマイケル・キートンの演技はさすがだろうか。

その後のドミノ・ピザやケンタッキーなどもこのマクドナルドの成功を見てのフランチャイズ化だったらしい。

黄色いアーチが2本見えただけで直ぐに、マクドナルドを連想させてしまうそのロゴマークやブラディングは凄いなと思う。
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