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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのkenのレビュー・感想・評価

3.8
世界的に有名なバーガーショップといえば、黄色のMがトレードマークのマクドナルドであることは誰もが知っている。本作はマクドナルドがバーガーチェーンとして成功するまでの創業者レイ・クロック(マイケル・キートン)のビジネスマンとしての姿を映画化したものである。

マクドナルド兄弟が経営するハンバーガーショップは品質を確保して、効率的な調理法と適切な価格で一定の成功を収めていた。レイ・クロックはこれを全米にフランチャイズ化することで大きな商機があると捉えて共同経営者になるが…。

マイケル・キートンの演技力の高さにはいつも引き込まれる。情熱的で野心家の共同経営者に成り上がっていく姿は、堅実路線を行くマクドナルド兄弟とは対照的である。見方によっては兄弟からマクドナルドを乗っ取ったとも云えるだろう。そういう面では共感できないが、1950年代後半から1960年代は米国が裕福になっていく過程において、マクドナルドのようなファミリーがエンジョイできる外食産業が求められていた時代にマッチした経営戦略であった。失敗も多かったが、試練に挑戦し続ける精神無くして成功はないと思う。

世界企業のマクドナルドが如何にして誕生し成功したか、その裏側の世界を垣間見ることができる作品であった。綺麗事だけでは決してアメリカン・ドリームは成就しないことも分かる。