マックとディックのマクドナルド兄弟による成功の本質は、ハンバーガーではなくオペレーションを売ったこと。
そのマクドナルド兄弟と契約をしてフランチャイズ化を広げたレイ・クロックによる成功の本質は、店舗経営ではなく不動産業をしたこと。
ビジネスにおいては、市場を新しい視点で捉えてマネタイズする仕組みを作った者が勝つ（善悪の判断は別として）。
ファウンダー（創業者）とは誰か？これは明らかにマクドナルド兄弟であり、レイ・クロックではない。しかし、レイ・クロックが居なければマクドナルドは明らかに今のマクドナルドにはならなかった（善悪の判断は別として）。
レイ・クロックが、彼曰く「アメリカ的な」名前であるマクドナルドの商標権を大金を叩いて買ったところに、東欧系ユダヤ人だった彼のコンプレックスと策略を感じるし、藤田田氏とウマがあって日本での展開を彼に任せたことも大いに肯ける。ちなみに藤田氏の代表的な著作は『ユダヤの商法』であるという冗談みたいな話。
