でしょうかな

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツのでしょうかなのレビュー・感想・評価

3.7
1954年、ミズーリで売れないセールスマンをしていたレイ・クロックは、ある日、シェイク用ミキサーを8台注文したカリフォルニアのレストランに赴く。マクドナルド兄弟が経営するハンバーガー店は非常に効率的なシステムで、レイは店の拡大に強い興味を持つ。

野心家の男が、野心に欠けた天才と一緒に成り上がる、みたいな話はよくあるけれど、本作はそうはならない。何故ならこれは世界最大の飲食チェーン、マクドナルドの物語だからだ。
主人公は、創業者であるマクドナルド兄弟を切り捨て、長年支えた妻から協力者の若い妻に乗り換え、成功者として上り詰めていく、経営者の鑑にして人間の屑である。やり口がえげつなさすぎる。経営者はサイコパスが多い職種だというが、その極端な例だろう。マクドナルド兄弟には報われてほしかった…。
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