ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツの作品情報・感想・評価 - 119ページ目

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ2016年製作の映画)

The Founder

上映日:2017年07月29日

製作国:

上映時間:115分

3.7

あらすじ

1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店があった。合理的な流れ作の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジ…

1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シェイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていた。ある日、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入る。どんな店なのか興味を抱き向かうと、そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店があった。合理的な流れ作の“スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し、契約を交わす。次々にフランチャイズ化を成功させていくが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟との全面対決へと突き進んでいくーー。

「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」に投稿された感想・評価

saysea

sayseaの感想・評価

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町山智浩たまむすび
https://youtu.be/lTOlvZcGTFY
Rin

Rinの感想・評価

3.9
シネリーブル梅田にて鑑賞。
面白かった!
誰もが知っている「マクドナルド」がここまでの企業になるまでの真実。
どのようにして今の形になっていったのかすごく勉強になった!
特に経営者の方は見た方がいいんじゃないかなと思います^_^
まぁ、あのやり方をそのままやれとはよー言いませんが(^^;;
最後、野心があるもの同士は引き付け合うんやなぁとオチもしっかりできてましたねぇ^_^

この話をここまで面白く見せてくれるマイケル・キートンの演技もよかった^_^
2017年、37本目の劇場鑑賞。


『しあわせの隠れ場所』『ウォルト・ディズニーの約束』のジョン・リー・ハンコック監督作。

マクドナルドの創業者レイ・クロックの伝記映画。主演はマイケル・キートン。

ポスターの通りレイ・クロックとは、“怪物か。英雄か。” 観る人によって意見が分かれると思います。

ちなみに私的には完全に“怪物”(笑)。

当時30分待つのは当たり前、注文と別の品が出てくる事もザラな時代にわずか30秒で商品が提供される“スピード・サービス・システム”を開発したマクドナルド兄弟。

ハンバーガーを包み紙で食べるのもマック発祥だったんですね。

 そんな画期的なシステムを作り出したマクドナルドに目をつけたミキサーのセールスマンのレイは、マクドナルド兄弟と契約を結びフランチャイズ権を獲得。
 瞬く間に全米に店舗を増やしていくが、利益を求めるレイと品質を重視する兄弟との確執は深まりとうとうレイは兄弟をマクドナルドから追い出すべく全面対決へ─。

ビジネスなんて全くの素人の私からすると、マクドナルドをつくった兄弟が何で追い出されなきゃならないんだと思ってしまった。

しかしレイは頭の切れる男で、自分だけのハンバーガー帝国を築いていく。

弟のディックが「ニワトリ小屋にオオカミを入れた。」って言っててこの兄弟もやっちまったなぁーと思っただろう。

最後のトイレでのレイ・クロックの台詞にゾッとした。

ちょいネタバレになっちゃうけど、「“マクドナルド”という名前の奴を誰もいじめる事はできない。」って、いやいやお前がいじめたじゃねぇーか!笑

後味悪いけどテンポよく作ってあって見応えあり。
今から観る
さぁ 見終わった後マクドに行きたくなるか?
ジョン・リー・ハンコック監督ってウォルト・ディズニーの約束の監督だったんだね
観終わるまで知らなかったw
前作は天下のウォルトVSメリーポピンズの原作者
今作はあのマクド兄弟VS後の創業者
って構図は同じだが、どちらも見応えたっぷりで
観ていて全く飽きさせない見せ方、テンポ、実はこんな事があったんだ的な
裏話がとても良かった。
今作の本当の創業者マクド兄弟とフランチャイズで会社を発展させた者
どちらが正しいか?どちらが人間的か?理想か?現実か?
が見所でしょう
結果は見えているが成功すれば、それで良いのか?
でも失敗では食って行けないし
どんな手を汚い手を使ってでも勝つのか?
そこまで貪欲になれるのか?
色々な選択肢を考えさせられるとても良い映画だった
ジョン・リー・ハンコック監督の次に選ぶ題材がとても気になる
実話三部作。勝手に命名w 期待して待ちます
ちなみに
鑑賞後 ステーキカレー。ライス大盛り、目玉焼きトッピング1400円
食べましたw
ふっく

ふっくの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マクドナルドの「創業」秘話を描いた作品。レイをどう見るかによって受け取り方は、大きく異なると思う。一財を築いたサクセスストーリー、アメリカ帝国主義を批判する社会派映画、あるいは兄弟にとっては狼に襲われるホラー映画など。
映画ではやや彼に批判的であったが、彼でなければこれほどハンバーガーチェーンとしてマクドナルドがビッグにはなっていなかった。これはやはり1つの事実としてとらえなければならない。土地を買収し、不動産業者として財政基盤を堅固にしたレイにとってマクドナルドは、片田舎のただのハンバーガー屋ではもうなかった。良くも悪くもマクドナルドは一度死に、形を変えたそれがいま隆盛している。それが皮肉ながらも一つの事実なのだろう。

このレビューはネタバレを含みます

マイケルキートンがそのルックスどおりまさにハゲタカ的人物を演じる。
ちなみに彼が今度のスパイダーマンで演じる役名はバルチャー(ハゲタカ)!

マクドナルド兄弟にとってはまさに悪魔と取引してしまった気分だろう。
でもレイクロックはマクドナルド兄弟や嫁を切り捨てる一方で、昔からの秘書や部下を信頼し重用してる。このへん、一筋縄ではいかない人物。
しかも町山智浩氏の解説によると、彼はそうやって儲けた金で遊んだりせず、店舗拡大にひたすら投資してたそう。

バットマンの頃からどんな役をやってもなに考えてるかよくわからないマイケルキートンにはぴったりの役。
対するマック兄弟の役者さんたちも良かった。

※映画の中ではマクドナルドの名前を欲しがった理由を響きがいいからとだけ言ってたが、パンフや町山氏の解説によるとアメリカの童謡に「マクドナルド爺さんの牧場」というのがあってマクドナルドという名前はアメリカ人には深いなじみがあり、なおかつ牧場の歌なので商品に新鮮なイメージを連想させることができたそう。
なかなかエゲツない奴っちゃな〜。仕事も嫁も人のんを奪ってばかりやないかいさ。

前半の、バーガーシステムの画期的さ(テニスコートでの動線確認は興味深かった!)、シンボルマークの意義、素朴で勤勉な夫婦に店のマネジメント委託する流れと、色々面白かったです。しかし後半は怒涛のフランチャイズ〜不動産、果ては契約踏み倒しと、何だかドン引き。企業としてはそれでええんかもしれんが、義理人情が全くない。マクドナルド兄弟と元嫁の、絶望にも似た諦観の瞳が印象的でしたね…。また皮肉な原題が何とも…。

しかし方法は兎も角、彼が目指した、教会、裁判所に続き、「アメリカのどの町にもある」「アメリカを象徴するもの」になった事実は凄いなーと。と同時に、これを映画化したこと、アメリカだから産まれた話だというところに、やっぱりアメリカてユニークで面白い国だなーとも思いました。
びーち

びーちの感想・評価

3.7
安い、早い、うまい、のマクドナルド兄弟の店を発見したセールスマンのレイは、フランチャイズ化を彼らに提案する。野心に溢れた起業家のレイと、品質を第一に考える良心的な経営者の兄弟は、悉く対立し、やがてその確執は決定的なものになる。そして悪貨は良貨を駆逐する。効率的な調理法を考案した創立者の兄弟と、それをチェーンとして作り上げたもう一方の創立者のレイ。この組合わせが、ファストフードの黎明のみならず、世界を席巻するビジネス・モデルを産み出すことになる。


面白い。現マクドナルド・コーポレーションの創業者レイ・クロックの物語。


1度に5本のシェーキを作れるマルチシェーキマシンの営業レイ・クロック(マイケル・キートン)。お決まりのセールストークも空振りの連発。そんな中、秘書からシェーキマシン6台の発注があると電話が。発注ミスと思い、発注先に確認するレイ。「ああ、すまん。6台の発注はミスだ。8台にしてくれ」と発注者マクドナルド兄弟は答えたのだった。どんな店舗なんだ!疑問に思ったレイはマクドナルド店に向かった。


そう、ここで分かる通りマクドナルドの基本メニュー、調理システム、店舗の基礎を作ったのはマクドナルド兄弟なのだ。では何故レイが創業者になってるのか。答えは明快、レイがマクドナルド兄弟からマクドナルドを奪ったからだ。


マクドナルドのシステムに惚れ込んだレイはマクドナルド兄弟にフランチャイズ化を強力に勧める。品質が維持できないから今のままでいいとこだわる兄弟を説き伏せ、強引にフランチャイズ化するレイ。しかし、フランチャイズ化しても思ったほどの利益が上がらない。レイの右腕の財務担当ハリーは言う。「このビジネスを飲食店と思ってないか?違う、これは不動産ビジネスなんだ」

それはマクドナルド本社が出店場所を選定し土地所有者を契約し店舗を建築した上で加盟者に売上に応じた賃料で貸し付けるビジネスモデル。これがバカ当たりし巨万の富を得るレイ。そして、邪魔者であるマクドナルド兄弟の追い出しにかかるのであった。


多分、一般的な基準でいうとレイは悪役だ。この物語は悪役が完全勝利して断罪もされず終わる。レイは巨万の富と名声と栄光を得て寿命を全うするし、追い出されたマクドナルド兄弟はレイとの約束も反故され唯一残された本店も失ってしまう。


善が負けて悪が勝ち、マクドナルドで食べることが何となく嫌になる話かと言うと全然違う。確かにレイは残酷だし、他人の気持ちを全く尊重しない。サイコパスに近い※。しかし、ビジネスに対して誰よりも誠実だ。レイでなければマクドナルドは巨大チェーンになってない。この映画を観れば、私達の知ってるマクドナルドはマクドナルド兄弟の作ったものではなくレイの作ったものと理解できる。

※「ライバルが溺れていたら、ホースを喉に突っ込んでやる」という台詞がある。実際にレイが言ったそうな!


全てを失ったマクドナルドの前でレイのが語るマクドナルドの魅力。それはマクドナルド兄弟が想像もしなかったマクドナルドが体現するアメリカン・ドリームだった。マクドナルドの真の価値に気づいていたのはレイだったのだ。


レイは再三語る。「”才能”があっても人生の勝利者にはなれない。”根気”だ。”根気”があれば打ち勝てる。”信念”もあれば無敵だ」

そう、大事なのは”根気”と”信念”であって倫理とか正しさではない。非常に正直な男だ。全く好きになれないが。

製作者はレイ・クロックを肯定的にみてる訳ではない。ラストを観れば「確かにマクドナルドを創業したのはお前だけど、お前がやった事が書き換わる訳じゃねえからな」という静かな怒りを感じる。

こういう良いんだか悪いんだかよう分からん人物が出て来る映画は好きだ。実際の人物もよう分からないからだ。この映画はその辺を上手くやってる。
才能に恵まれても成功できない人はたくさんいる。成功するかどうかを分けるのは「persistence (根気)」である。彼が成功した理由の一つには野心を満たすために必要な商権を「強奪」したこともあげられる。だが、無力なマクドナルド兄弟にできることは示談金を受け取ることだけだった。成功には相手にイエスと言わせる力も必要だということだろう。